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働き方を変える「アジャイル」なオフィス ―― 日本IBM大阪事業所
2018年3月13日
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新しい働き方を社員に提供する“アジャイル・オフィス”
日本IBMは、大阪事業所を大阪市北区の中之島フェスティバルタワー・ウエストに移転し業務を開始しました。
新オフィスは“アジャイル・オフィス”として、お客様のビジネスのイノベーションを支援している日本IBM社員の新しい働き方を推進するためにデザインされ、柔軟なチーム編成や、社員間のコミュニケーションとコラボレーションを促進するオフィス環境が整備されています。
一例を挙げると、会議室の壁はもちろん、コラボレーション・スペースのテーブルやオフィスの壁全体がホワイトボードになっていて、自由にアイデアを書き込むことができます。オープンなコラボレーション・スペースも多彩で、チームや部署を超えて知見を共有し、新たなイノベーションが迅速に広がることを期待しています。いつもと同じメンバーと壁に囲まれた会議室で打ち合わせしていては行き詰まってしまうような議題も、オープンな場で様々な職種や職位の社員から意見やアドバイスを得て、新たな方向へと進むかもしれません。
新オフィスにはさまざまなデザインの家具が設置されています。それぞれの家具の利用方法や利用目的が異なるので、専用アプリを使ってスマホやタブレットをかざせば、AR(拡張現実)機能でどのように使う家具なのかがわかるようになっています。説明があるのはあくまで基本の機能なので、社員のアイデア次第でオフィス家具を利用した社員間のコラボレーションは無限の広がりを見せるでしょう。数ヶ月後に、どのように効果的に使われているかが楽しみです。
大阪にクライアント・センターを開設、お客様のイノベーションを支援
関西地区のお客様向けにIBMのソリューションを展示・デモを行い、お客様の新たなビジネス価値を共創するIBM Osaka Client Experience Center(大阪CEC)も、日本IBM大阪事業所と併設される形で2018年2月1日オープンしました。新時代の企業経営に必要とされる知性と感性の両面から新しいビジネスを体感・具現化していくために、IBM WatsonやIBM Cloud、アナリティクス、コラボレーションを促進するソーシャル、そしてセキュリティーなどIBMが提供する様々な先進テクノロジーの展示・デモが体験できます。
東京本社Client Experience Center(東京CEC)に設置されているタブレット搭載自走式ロボットを、大阪CEC側から遠隔操作し、大阪CECに設置されていない展示物を中心に各会議室やタブレット等でリアルタイムに視聴することもできます。大阪から東京CEC内を360度見渡したり、展示の見たい部分、話者の表情などあたかも自分の顔を向けるように切り替えることができ、これまでにない臨場感をお届けしています。さらに東京CECのTHINKLabからWatson等のデモを同時中継し、最先端のIBMテクノロジーを体感できる中継システムも完備しており、IBMの専門家や研究員と双方向にコミュニケーションするインタラクティブなセミナーも実現できます。
さらに、デザイン思考を活用したアイデアの共創、デモンストレーション、ワークショップ、プロトタイプ作成などを提供するMakers Studioも併設し、お客様のビジネス・イノベーションを推進します。
IBM Watsonを活用したディスプレイ
13階の受付の両サイドには、8面の巨大なディスプレイが設置されています。テレビ局が発信している字幕情報よりIBM Watsonが話題のキーワードを抽出し、TVで話題のキーワードをSNS上でつぶやいている人に最適なIBMのソリューションの動画を放映しています。また、受付での滞在時間に、今世の中で話題になっているキーワードに関するIBMの関連情報を入手することができるほか、受付に置かれた携帯タブレットを用いて、年代と性別を推測し最適なコンテンツを提供するソリューションもご覧になれます。この取り組みを通じて、公共の場所に置かれたディスプレイの新しい使い方、様々な応用方法が生まれることを期待しています。
今回ご紹介した新しい働き方を促進する“アジャイル・オフィス”と、最新テクノロジーを体感できる“大阪CEC”で、お客様のビジネス・イノベーションを推進してまいります。
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