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プロセス・マイニングで業務改革の第一歩 – IBM Process Mining
2022年08月31日
カテゴリー オートメーション
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プロセス・マイニングを活用して業務改革をスタートしてみませんか。こちらの記事では、IBMが提供するプロセス・マイニング・ツール、IBM Process Miningについてご紹介します。
1. プロセス・マイニングとは
今日、多くの企業が業務プロセスの効率化や自動化に取り組んでいるかと思います。その取り組みの一つとして、プロセス・マイニングに注目する企業が増えてきています。
プロセス・マイニングは、業務システムなどの実際のイベント・ログを活用して業務プロセスを可視化、解析することで、業務上の課題点や非効率の発見につなげ、継続的な業務効率化を支援する手法です。
業務プロセス可視化のアプローチとして、従来行われてきた現場へのヒアリングやマニュアルなどから可視化する方法とは異なり、業務システムから生成されるログをプロセス・マイニング・ツールに読み込ませて、現行業務フロー(As-Is)を可視化します。
従来のモデリングでは、調査などで多くの時間を要してしまうことや主観的で偏った可視化になってしまうなどの課題がありましたが、プロセス・マイニングではデータに基づいているため、定量的かつ客観的な判断が短時間で可能になります。そのため、正確に問題点を特定し、あるべきフロー(To-Be)に近づけていくことが可能になります。
また、プロセス・マイニングにより業務プロセスを可視化、分析することで、DXの一環としてRobotic Process Automation(RPA)をやみくもに適用するのではなく、プロセス・マイニングを基に業務全体の自動化の計画を立てて、適切な箇所への適用が可能になります。
2.IBM Process Mining
IBMのプロセス・マイニング・ツール 「IBM Process Mining」 は、プロセス・マイニング全般の機能に加えて、モデリング製品などとの連携や、プロセスの発見、分析、改善シミュレーション、ROIの算出などの機能を提供しています。IBM Process Miningを活用することで、実際の業務プロセスを正確に可視化し、アクティビティーの頻度、所要時間、プロセスのパターン、コストの業務上の課題を発見することが可能になります。
また、実際のプロセスからBPMNモデルを生成することができ、モデリング製品(IBM Blueworks Liveなど)やワークフロー製品(IBM Business Automation Workflow)で理想のプロセスを設計したBPMN参照モデルをインポートして、「As-Is」と「To-Be」を比較することで、逸脱したアクティビティーを特定、分析することが可能になります。IBM Process Miningで生成したBPMNモデルは、エクスポートしてモデリングとワークフローの実装に活用することも可能です。
参照モデル(BPMN)を活用して適合性を確認
可視化された現行業務フロー(As-Is)から、業務を改定したり、一部のアクティビティーをRPAによって自動化した場合、どの程度所要時間の短縮や業務コストの削減が見込めるかをシミュレーションする機能も提供しています。自動化の開発コストを負担する前に改善効果のシミュレーションをしてROIを算出することが可能になります。
他にも、リードタイム、コスト、アクティビティー時間などのKPIを設定することで、KPIに準拠しているかを視覚的に監視できるようになります。
IBM Process MiningのライセンスはIBM Cloud Pak for Business Automation のポートフォリオに組み込まれて、柔軟なライセンス体系で提供しています。SaaSとオンプレミスの両方で提供し、オンプレミス環境では、従来のソフトウェア版に加えてOpenShift版(コンテナ)でも提供しています。
3. ハイパーオートメーション実現の第一歩
IBMは、ハイパーオートメーションを実現する為に必要なフルサービスを兼ね備えたプラットフォーム、 IBM Cloud Pak for Business Automationを提供しています。
最先端の自動化テクノロジー(プロセス・マイニング、RPA、ルール・エンジン、ワークフロー、およびコンテンツ管理)とAIおよび機械学習を組み合わせた、IBMのハイパーオートメーションが、ビジネス・プロセスのさらなる自動化の実現をサポートします。こちらの記事でご紹介したIBM Process Miningは、ハイパーオートメーションにおける「業務プロセスの現状の把握とボトルネックの分析」をサポートします。
「個別に説明を聞いてみたい」などのご要望がございましたら、下記の宛先までお気軽にご連絡ください。
当記事は、https://note.com/ibm_automation/n/ne54c79a4a3baの記事を転載、一部改訂したものです。
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