アナリティクス
5月30日開催「WebSphere・Db2・MQ アニバーサリー・フォーラム」開催レポート
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2023年でWebSphere(WAS)は25周年、Db2・MQは30周のアニバーサリーを迎えました。多くのお客様に長くご利用いただいているアニバーサリー・イヤーのメインイベントとして、5月30日に「WebSphere・Db2・MQ アニバーサリー・フォーラム~企業を支えるIT基盤としての軌跡とハイブリッド・クラウドへの道筋~」を開催しました。当日は多くのお客様にお越しいただき、箱崎の200名大規模会議室が満席となる盛況ぶりで、大変成功裡に終了することができました。
開発責任者からのBlogシリーズ
IBM Application Runtimes CTO に聞いた WebSphere Liberty の歩みを公開!!
(番外編:新たな Open Liberty の可能性、Liberty が生んだ IoT ゲームもお楽しみください!)
【開催報告】
【イベントハイライト】
<SOMPOシステムズ(株)様>
基幹システムの全面刷新を行う未来革新プロジェクトにて、中核とも言うべきアプリケーションサーバにWebSphere Application Server (Liberty) を採用いただいております。本セッションではLibertyを採用した経緯や、プロジェクト開発・リリースを通して感じているLibertyの利点とともに苦労した点などをお話しいただき、参加されたお客様にとても参考になったというコメントをいただきました。
<(株)ナイス様>
四半世紀近くに渡るDb2のヘビーユーザーである(株)ナイス様にて、自社開発されているパッケージとDb2の協業の歴史やその中でDb2を常に選択し続けた理由やDb2の評価点などをご講演いただきました。クラウド環境への適合やこれからのシステム開発に必要な技術要素について期待する点も共有いただき、今後の製品開発へのリクエストとして受け賜わりました。
<MQ>
「MQが切り拓いたメッセージングの新時代」セッションでは、1993年に非同期処理を実現する企業向けメッセージング製品として登場したときの歴史から、クラウドネイティブにも完全に対応し、次世代のメッセージングソリューションとしてKafkaとの連携やストリーミング技術などMQがどのように進化し続けているかをご紹介しました。
最新動向のBlogはこちら→Coming Soon
<WebSphere>
IBMは1990年代から、積極的にWeb技術をエンタープライズに取り入れ、その中心に位置しているのがWebSphere Application Server(WAS)です。WASは25年にわたって存在し続け、常に最新のテクノロジーに対応するよう進化を続けています。Libertyのクラウドやコンテナ環境に適した機能の紹介が参考になったとのコメントをいただきました。
WebSphereの歩みと最新動向の記事は→こちら
<Db2>
高い可用性と信頼性を評価され、30年間変わらずミッションクリティカルな領域で活用されているDb2 for LUW。世界的にクラウド化の流れがある中で、短時間でクラウド上で構築可能なpure Scaleなど進化を続ける製品です。watsonx.dataとして発表されたレイクハウスを含めた最新情報をお届けしました。Db2がAWSなどのクラウドに親和性があること、watsonx.dataではオープンなデータ形式やDBエンジンを組み合わせて構成されていることを初めて知ることができたとのコメントを頂戴しています。
最新動向のBlogはこちら→ Coming Soon
<デモブース>
デモブースでは17のデモをご準備し、各ブースに多くのお客様にお立ち寄りいただきました。最新のwatsonx.dataのデモなど実際に動くものをみることによりとても参考になったとのコメントをいただいております。これらのデモに加えて、他にもさまざまなデモ・シナリオを取り揃えたTechnology Showcaseをご用意しております。Technology Showcaseは見て、体験して、実感するデモ・ツアーです。当日ご覧になれなかったデモやその他ご興味あるデモがありましたら是非お気軽にお申し込みください。
https://www.ibm.com/resources/technology-showcase
本物が来日「Space Rover」Open Liberty +マイクロサービスで動くIoTゲーム | 実機の来日が決定!Libertyで動くIoTゲームを実際ご覧いただけます。Open Liberty Space Rover Mission は、最新の Java テクノロジーを使用したマイクロサービスを楽しく紹介するために設計されたインタラクティブな IoT ゲームです。使命は、物資を集めるために途中で惑星を訪れながら、手のジェスチャーを使用してスペースローバーを導くことです。あなたは時間内にミッションを完了できるでしょうか? |
WASの運用をWebSphere Automationで自動化 | WebSphere Automation の 2大機能: 1. 脆弱性の自動検知と Fix 適用による解決 2. Instana との連携によるメモリーリーク自動検知とヒープ分析 を動画でご覧いただきます。 |
Instana on z/OSでアプリケーションパフォーマンスの最適化を実現する | IBM Observability by Instana APM on z/OSを使ってハイブリッドクラウド環境でのアプリケーション・パフォーマンスの最適化を実現する方法を実際に演示します。このツールを使ってホストアプリケーションの問題を見つけ、トラブルシューティングするところを示します。このデモを通して、このツールがアプリケーション・パフォーマンスの最適化と継続的な改善に有用であることを理解いただけます。 |
Digital Integration Hub
基幹系システムのデータ利活用
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基幹系システムに保管されているデータを API や 定期的なバッチ実行によって取り出し、モダナイゼーションを促進する企業が増えています。しかし、従来の方法では、鮮度の高いデータをオンプレまたはクラウドで共有して活用することが難しく、大量のアクセスによって基幹系システムに負荷がかかり、急激な利用拡大時にはシステム基盤が対応できなくなる可能性があります。
当デモでは、これらの課題を解決するソリューションとして、IBM Event Streams, IBM Infosphere Data Replication – CDC をコアにした Digital Integration Hub(DIH)についてご紹介します。 |
ノーコード・ツールによる簡単で安全なAPI公開 | App Connect Enterpriseを使用したクラウド・アプリケーションなどのバックエンド・リソースのシステムAPI化、及びそれらのAPIをAPI Connectによって安全で使い易くAPI公開する様子を動画でご覧いただきます。 |
Aspera:地球の裏側へ高速ファイル転送! | IBM Aspera を使って、東京からサンパウロへ高速ファイル転送する様子を体感いただきます。すぐにご利用いただけるSaaS ソリューションや実際のユースケースについてもご紹介します。 |
ローコードとAPI連携で実現する業務プロセスの自動化 | ローコードとAPI連携で実現する業務プロセスの自動化というコンセプトで、Cloud Pak for Business Automationが提供する各コンポーネントの機能の概要紹介と、ローコード、API連携による業務プロセス・アプリケーションの実装についてのデモをご紹介します。 |
クレジットローンの債務不履行判断モデルをノーコード・ローコードで作成 | データの利活用を促進するための分析プラットフォームを使用して、クレジットローンの債務不履行の可能性を判断するモデルを作成します。データ分析スキルに応じたデモを用意しておりますので、是非ご覧ください。 |
高可用性データベース構築がAWS上でわずか40分で入手できるDBご紹介 | Db2 pureScaleは、複数のサーバーを統合し、アクティブーアクティブの高可用性データベースを構成します。メインフレームで実現している高可用性をオープン系プラットフォームでも実現するという思想をベースに作られている構成のため、他社DBで実現されているアクティブーアクティブ構成と比べて、拡張性・可用性・効率性に多くの優位点があります。
今まではサーバー&ネットワーク機器などハードウェアの調達とキッティング、OS/データベースのインストール、セットアップ後の正常性確認とテストが必要でしたが、その大半が不要になることで、TCO削減/運用の効率化/DR環境のクイックな構築が可能となりましたのでぜひこのパワフルなソリューションをご覧ください! |
IBMのレイクハウス watsonx.data | IBMの年次イベントThink 2023でwatsonx.dataとして発表したIBMのレイクハウスは、ネイティブ・フォーマットで構造化データ、半構造化データ、非構造化データを収集し、分析するための基盤として機能し、新たな洞察、予測の精度と最適化の向上を促進させます。IBMが提供するレイクハウスを是非ご覧ください。 |
Db2最新機能ご紹介
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Db2は現在もお客様のご要望に応えるべく、さまざまな機能強化をしております。
本デモでは、Data Management Console (DMC)画面のご紹介、REST APIを使用したSQLの実行、Graph UI、地理空間分析のご紹介をいたします。 |
映えるDb2、地図で見てみよう!
– Db2で地理空間分析 – |
Db2では空間情報をカラムに格納し、その属性情報やその他のテーブルの情報と組み合わせて分析を実施することができる地理空間分析の機能があります。例えば「ある店舗から5km以内に住んでいるお客様で1ヶ月5万円以上購入したお客様一覧」をSQLで照会し、結果を視覚化ツールを使用し地図上にグラフィカルに表示するようなことが可能です。
今回はDb2 Warehouse on Cloud でSQLを使って地理空間分析し、結果を映える(?)地図で表示するデモをご覧頂きます。 |
はらぺこベトベターの満腹大作戦 | 最新のAI/IoT/Cloudの技術を使い、はらぺこベトベターは食べ物を識別し、ユーザーに食べたものを教えてくれます。これによりゴミの分別やリサイクルに対する意識の向上を促し、街の美化に楽しく取り組むきっかけとなります。是非ベトベターに食べさせてあげに来てください。 |
メイフラワー号 | 大西洋初横断400周年を記念して建造された新しいメイフラワー号は、太陽光エネルギーを動力としてAIにより航行する完全無人自動航行船です。AI船長になったつもりで航行中の様々なミッションをゲーム感覚で体験ください。 |
デジタルツイン for Energy Share Platform |
分散型エネルギー・リソースの1つとしてEV(Electric Vehicle=電気自動車)の蓄電池を活用、電力の制御要請に対してリソースを自動制御し、電力安定化を行う様子をご覧いただけます。技術として、Cloud Pak for Data, Cloud Pak for Integration, TWC (The Weather Company)のデータなどの使用を想定してます。 |
次世代顧客体験の実現
フェイスボット・ソリューション |
文字や音声だけのコミュニケーションではなく表情や身振り手振りを交えたフェイスボット・ソリューションを体感してみませんか?Watsonテクノロジーが支える次世代の顧客体験向上ソリューションを体感ください。 |
Digital Sustainabilityを支えるDataOpsをモダンなデータスタックでやってみた | データ利活用を促進するDataOpsのプラクティスに関してモダンなテクノロジーを用いて実践例を示します。 |
IBM Watsonを活⽤したPrivacy Tech | IBM Watson Natural Language Understanding の機能を用い、個人情報などプライバシー情報が記載されたテキストから自然言語処理分析により、固有表現抽出を行いマスキング処理を施し匿名加工処理を容易に実現するソリューションをご紹介します。 |
新しいz/OS Connect OpenAPI 3によるAPI開発 | z/OS Connectにおいて新たにOpenAPI 3に対応したコンテナーベースの実行環境および開発環境が提供され、メインフレーム |
【関連情報リンク】
- イベントサイト
- Japan Websphere User Group(WASコミュニティサイト)
- Db2 User Net User Group(Db2コミュニティサイト)
- IBM Integration Group Japan(MQコミュニティサイト)
Blogも第四弾まで公開されています!
急激なトラフィック増に対して、安心をお届けするマルチCDNサービス | Jストリーム×IBM
IBM Partner Ecosystem, オートメーション, 顧客体験の最適化
「インターネットアクセスの需要増における対応策のデファクト・スタンダードを目指す」 そう語るのは、株式会社Jストリームの碓井将仁氏と桃井健太氏です。 株式会社Jストリームは数多くのITサービス事業者にマルチCDNサービス ...続きを読む
Db2® Warehouse on Cloud (IBM Cloud®) のメジャー・アップグレード
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注)以下の記事は英語版ブログ「A major upgrade to Db2 Warehouse on IBM Cloud」(2024年6月26日公開)を翻訳したものです。 Db2® Warehouse on IBM Cl ...続きを読む
【NTTコミュニケーションズ様との共同実証報告】AI時代のネットワーク運用高度化に向けた取り組み
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システム障害と聞くだけで緊張してしまうのは私だけでしょうか?心理的にも体力的にも負荷が高いこの仕事をAIによって、なんとか楽にならないのか、と誰しもが思っています。そこで、IBMのAIによる運用支援ソリューションであるA ...続きを読む