IBM Storage
データは増えども予算は増えぬ
2019-07-04
カテゴリー IBM Storage | Software Defined Storage
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情シス部あるあるコーラス
(情シス部Aさん)「空き容量がない~♪」
(情シス部Bさん)「ストレージ増設しよう~♪」
(情シス部Cさん)「負荷分散も改善するし~♪」
(社内のエライ人)「予算は増やせない~♪」
出典:ジョルジュ・スーラ「シャユ踊り」
今回解説するのは私、「たなか」です。
家事と育児で忙しない日々を送りながらも、ストレージ名画ギャラリーへ足繁く通う美術品コレクター。素晴らしい作品との出会いを求めて世界の果てまで旅をしている。
一言:「名画はマイSDSにアーカイブ」
ゴミ箱データまで…データは増えるよ、どこまでも。
全国各地、いや、世界中の情シス部の共通の悩み、それはパンパンのストレージ。ストレージ空き容量のアラートが出るたびにヒヤヒヤ…中を覗いてみると、解析やサービス運用に必要なアクティブ・データ、永久保管のアーカイブ・データ、そしてゴミ箱データがありますわな。少しでもストレージに空き容量を持たせようと「ゴミ箱データは消去しまーす」と通達しても、「必要なデータかもしれないからダメ!」なんて却下され、なんやかんやと結局、保管を強いられるゴミ箱データ…イヤイヤ、必要なら、そもそもゴミデータじゃないですやん!世界中の情シス部からツッコミが来まっせ~。
使う頻度の低いアーカイブ・データは、磁気ディスクやテープなどコスト効果が高いストレージに移動させたいものですが、手作業で移動させるのは厄介極まりない話。色んなベンダーのサーバーが混在しているストレージ・システムでは、データの移動ひとつとっても、だいぶ手間のかかる作業なんですわ。この名画、ジョルジュ・スーラ「シャユ踊り」は、パンパンのストレージを目の前に新規ストレージ予算確保を試みるも、あっけなく上層部からNGをいただいてしまった情シス部のみなさんを描いたもの。いや~予定調和の不協和音が切ないでっしゃろ~…。
ストレージ増量、負荷分散システムの導入で解決できるのか?
コントローラー導入やストレージ買い増しで負荷分散、パフォーマンス改善をしたくとも、ITコスト削減というお偉いさんのお達しに首を横に振るなんてできませんわな。いずれにしろ、今やデータは増える一方なのに、単純にストレージを増やしたところで焼け石に水。新しいストレージだって、動画や画像、SNSなどの非構造化データが所構わずポンポン入ってきて、あっという間にパンパンになるのは目に見えているというもの。データがいくらでも入る魔法のストレージや、欲しいときに欲しい分だけ増えるストレージなんてあればいんですけどなぁ…。データの属性が丸わかりで、ベンダーごとに違うシステムのデータも関係なく扱えたら、そんな嬉しいことありまへんわなぁ…。
パフォーマンス向上とITコスト削減は両立できる!
IBMの「IBM Spectrum Scale」は、ストレージのパフォーマンス、スケーラビリティーを向上させ、運用を効率化しながらITコスト削減にも寄与するソリューション。パフォーマンス向上のカギは、ファイルを分割してI/Oをストライピングすること。分割して小さくなったデータを分散保管するため、I/O負荷が減ってパフォーマンスが向上するんですわ。ストレージを増やす場合、必要な容量を追加するだけですから、システムの再設計や運用の見直しの手間が大幅に省けます。
しかもこの仕組み、性能やコストに応じて様々なベンダーのストレージを組み合わせて構築できるんですわ。これがIBMのSDSの得意技で、もうベンダーの違いを考える必要はありまへん。長く更新されていないデータやゴミ箱データはユーザーに気付かれることなく磁気ディスクやテープに自動で移動してくれるなんて嬉しいかぎりですわなぁ〜。
これなら情シス部のみなさんも、上層部の方々もニッコリ♪さあさあ、面倒な仕事は「IBM Spectrum Scale」に任せて、カラオケにでも行ってみなさんで美しいメロディを響かせましょうや~♪
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