IBM Cloud チュートリアル
動画で紹介 – OpenShift 4.3 では 何が新しくなった?
2020年06月01日
カテゴリー IBM Cloud Blog | IBM Cloud チュートリアル
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この投稿は、2020年4月27日に、米国 Cloud tutorials に掲載されたブログの抄訳です。
Red Hat OpenShift は、企業向けの Kubernetes プラットフォームであり、最新のバージョンでは、開発者のエクスペリエンス、自動化、プラットフォーム管理が大幅に進化しています。
このビデオでは、新しいバージョンの変更点、新機能の働き、OpenShift 4コンソールがどのように進化したかを紹介します。 楽しんでくださいね!
(書き起こし)
サム・ベンナムが紹介する「OpenShift 4.3 では何が新しくなった?」
Red Hat OpenShift は、企業向けの Kubernetes プラットフォームであり、最新のバージョンでは、開発者のエクスペリエンス、自動化、プラットフォーム管理が大幅に進化しています。
しかし、OpenShift 4 になったことで具体的に何が変わったのでしょう?
まず OpenShift は Kubernetes を核としており、また OpenShift 4 ではプラットフォームは Operators によって運用されます。Operators には OpenShift をサポートするサービスだけでなく、あなたのようなユーザーにより開発され公開されたアプリ・サービスも含まれています。これはとても重要なことです。
そこで、まず Operators の説明から始めていきたいと思います。
次に、ユーザーが最初に気づく OpenShift 4 の開発エクスペエンスの向上について説明します。これにはOpenShift 4 コンソールの大幅なアップデートが含まれます。
そして最後に、 OpenShift を採用したソリューションを開発しているコミュニティ主導のプロジェクトについて少し触れたいと思います。OpenShift Service Mesh や OpenShift Pipeline ですね。実際は他にもありますが、今日はこの二つについてお話します。
Operators(オペレーター)
Operators から説明しましょう。
基本的に、Operator はコンテナのライフサイクルを自動化することを可能にします。仮に、私がシンプルなフロントエンドとバックエンドのアプリケーションをデプロイしているとしましょう。すべてをクラスターにデプロイし終えたら、私は、すべての自動化または個々のアプリケーションの構成を管理する必要があります。
しかし、Operator が一緒なら別のアプローチをすることが可能です。Operator を OLM(Operator Lifecycle Manager)と一緒にクラスターにインストールすれば、新しい CRDs (Custom Resource Definitions)を有効にすることができます。
これらのCRDsにより、アプリケーションから調整されたカスタム構成ファイルを使用してアプリケーションを管理できます。さらに、必要な自動化は Operator 自体に組み込むことができます。基本的には、Kubernetes APIを拡張して、定期的に使用するリソースに合わせて調整した新しいカスタムリソースを作成しました。
OpenShift 4 では、OpenShift 自体を構成するためのサービスが Operators によって管理されています。つまり同じフレームワークを利用して、OpenShift 自身のインストールとアップグレードを簡単に行うことができます。
Operator SDKをチェックして、独自の Operators を作成するか、OpenShift の組み込み Operator Hub を使用して既存のソリューションをすばやく開始しましょう!
Improved console experience (コンソールの進化)
次に、プラットフォームについて最初に気づく、コンソールから始まる開発者エクスペリエンスの向上について、お話ししましょう。
まず、管理者と開発者のビューの違いに気づかれるでしょう。git リポジトリ(git repo) から始めても、コンテナ イメージからでも、YAMLのデプロイメントのどれから始めても、アプリケーションを効率的にデプロイできる新しいダッシュボード機能があります。
さらにプラットフォームの監視力が高まります。例えば、クラスター内で発生しているものをすべてトラッキングするイベントビューがあります。
新しいユーザー管理セクションも追加され、クラスター自体の管理が向上しています。
Cloud native development(クラウドネイティブ開発)
OpenShift Pipelines with Tekton
最後に、OpenShift がサポートしているコミュニティ主導のプロジェクトの紹介で締め括りたいと思います。一つ目は Tekton を使った OpenShift Pipelines です。
Tekton は完全にKubernetesに基づいた、CI/CD パイプラインを宣言するクラウドネイティブな方法です。まず、CI / CDフローを構成するタスクを定義します。それはクラスター内で Pods として実行されます。この作業により、パイプラインを作成し、クラスターの中にアプリケーションをデプロイすることができます。
OpenShift では、 Taktonと OpenShift の間で統合されたUIがあります。したがって、OpenShift Pipelines を使用すると、CI/CD をすべてダッシュボードで管理することができます。
OpenShift Service Mesh
私がお話したいもう一つのコミュニティー主導プロジェクトに、OpenShift Service Mesh があります。これはIstioがベースとなっています。
互いに依存している多くのサービスがあると想像してください。これらのサービスの相互作用には数多くの懸念が生じます。これらの相互依存する複雑な問題にどう対処すればよいでしょうか。
アプリ自体でその懸念に対処する代わりに、Istio コントロールプレーンを活用することができます。これは ”sidecars” を使って マイクロサービスが相互に接続する方法、ポリシーを適応する方法、サービスの動きを監視する方法を制御しやすくします。
このように、機能はアプリケーション自体ではなく、コントロールプレーンにあります。
オリジナルブログ(英語):
https://www.ibm.com/cloud/blog/whats-new-in-red-hat-openshift-43
さらに詳しく学びたい方へ
• Red Hat OpenShift on IBM Cloud
• IBM Boosts Security and Productivity with Red Hat OpenShift 4.3 on IBM Cloud
• Red Hat OpenShift 4.3 on IBM Cloud でアプリを稼働させる
• Red Hat OpenShift を IBMが運用する刷新された Red Hat Marketplace (英語)からダウンロードする
投稿:IBM Cloud Blog Japan 編集部
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