VPC+ Cloud Migration

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この投稿は、2020年10月01日に、米国 IBM Cloud Blog に掲載されたブログ(英語)の抄訳です。

シンプルで使いやすいツールを使って、インフラストラクチャのコンポーネントやアプリケーションを検出し、IBM Cloud classic から IBM Cloud VPC にマイグレーションします。

IBM の次世代クラウド・プラットフォームは、IBM クラウド・プラットフォームの俊敏性、スケール、セキュリティ、信頼性を強化した論理的に分離された仮想プライベート・クラウドを企業に提供します。しかし、従来のインフラストラクチャを利用している場合、この新しいプラットフォームをどのように活用することができるのでしょうか？既存の環境（コンピュート、ネットワーク、ストレージ・リソース）をIBM Cloud VPC（英語）にマイグレーションするにはどうすればよいのでしょうか？

IBM CloudはWanclouds(IBM外のWebサイトへ)と提携し、IBM CloudのクラシックインフラストラクチャからIBM Cloud VPCへのマイグレーションを自動化するVPC+ Cloud Migrationというセルフサービスツールを提供しています。

VPC+ Cloud Migrationツールはどのように機能しますか？

VPC+ Cloud Migrationは、IBM Cloud VPC にマイグレーション可能な IBM Cloud クラシック・インフラストラクチャ・リソースとコンポーネントを自動的に検出します。マイグレーションするリソースを選択すると、ツールがこれらのリソースを VPC にプロビジョニングします。

IBM Cloud VPC にマイグレーションした後は、IBM Cloud コンソールを介してリソースを最適化、管理、監視することができます。VPC+ ツールを使用することで、スクリプトの開発や専門的な知識を一切必要としないため、複雑さを軽減し、マイグレーションを加速させることができます。さらに、VPC+ ツールは、インフラストラクチャ・コンポーネントのネットワーク・トポロジーを可視化するための単一のビューを提供します。このビューから、シンプルなワークフロー・プロセスを通じて、コンポーネントの作成、構成、および新しい環境へのマイグレーションを行うことができます。また、将来のマイグレーションのために IBM Cloud VPC を管理することもできます。

VPC+ Cloud Migrationツールの主な特徴

• マイグレーション・ワークスペース： マイグレーション・ワークスペースは、仮想サーバー インスタンスとネットワーク機能を移行するために作成されます。インフラストラクチャの状況を確認し、迅速な評価を行い、移行を計画することができます。
• 直感的なユーザー インターフェイス： 仮想サーバーとネットワーク・コンポーネント間の接続を強調表示します。これにより、サブネット、仮想サーバーインスタンスに関するACL、セキュリティグループ、ロードバランサー、パブリックゲートウェイの関係と影響を追跡し、理解することができます。
• トランジットゲートウェイの統合： リージョン間の VPC と IBM Cloud クラシック環境を相互接続します。
• 検出とインポート： 既存の仮想サーバーインスタンス、IBM Cloudクラシックインフラストラクチャからのイメージ、およびIBM Cloud ObjectStorageを既存のVPCにインポートします。
• SSO： IAM と統合され、IBM Cloud のお客様にシームレスな体験を提供します。IBMidでログインするだけでOKです。
• テンプレート： VPC インフラストラクチャをテンプレートとして保存しておけば、同じリージョンでも異なるリージョンでも、簡単にデプロイして再利用することができます。

どうすれば始められますか？

VPC+ Cloud Migrationを使用する準備はできましたか？次のリンクをチェックして、今日から始めましょう。

• IBM Cloud カタログにアクセスして、VPC + CloudMigrationのインスタンスを作成します。
• 入門チュートリアルを使用して、VPC +ツールをご利用ください。

翻訳：IBM Cloud Blog Japan 編集部