デジタル変革(DX)
Power Systems Virtual Servers on IBM Cloudのご紹介
2020年12月11日
カテゴリー ITの最適化とスマートな運用管理 | デジタル変革(DX)
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クラウドのメリットはわかっている、DXの必要性も感じている。が、自社のシステムはいわゆるオンプレミス一択。クラウドを活用してみたいが、どこから手を付けて良いかわからない。これまで使ってきたアプリケーションはそのまま動くのだろうか。いままでの運用のままで大丈夫だろうか。社内を説得できるだろうか。悩みは尽きず、結局一歩が踏み出せずにいる。そして「ところで自社のDXはどうなっているの?」と上司からの質問。お客様を訪問させていただくと、このような声をよく聞きます。
今回ご紹介するPower Systems Virtual Servers on IBM Cloud(以後、Power on IBM Cloudと略します)は、すでにPower Systemsをオンプレミスで利用いただいているお客様のために考えられたサービスです。オンプレミスのPower Systemsで稼働するアプリケーションを変更することなく、そのままクラウドにのせる(リフト)ことが可能です。AIXだけでなくiシリーズのアプリケーションもです。
もちろんDXを考えたときは、「クラウド移行のその先」を考えることが非常に大切なわけですが、まずは、「クラウドを始めるにしても、とにかく心配事が多すぎる」とお考えのPower Systemsユーザーのお客様であれば、このPower on IBM Cloudでリフトをしてみる。これが第一歩になるのではないでしょうか。
「クラウド移行のその先」を考えることが大切だと申し上げましたが、これは、クラウドを使い始めたら、そこで取り組みをやめないという意味です。その先にアプリケーションをクラウドネイティブな仕組みに改修しコストや生産性の面での効果を高めたり、実際の運用プロセスを効率化したりと、IT部門だけで終わる「その先」ではないのですが、その取っ掛りはIT部門からできる環境を提供していかないと会社のDXは、始まらない。まずは、そう考えてみてください。クラウドを始めたいけれどとお考えのお客様は、この先の5年後、10年後の会社の将来を見据えるとDXは今から始めていかないと、とお思いのはずです。そうです、だから今始めましょう。「 いや、やっぱり導入が」「でも、全部のアプリは」というお客様もいらっしゃるかもしれません。もちろん進め方もお客様それぞれのご事情・環境で異なると思います。クラウド利用へのハードルを感じでいらっしゃるお客様には、以下の図に示すような3つの使い方から始めてみられてはいかがでしょうか。
IBMでは、お客様のクラウドへの移行をご支援するために、下図にあるようなサービスもご用意しております。
また、クラウドに移ったシステムをクラウド専門技術者が運用するサービス「Multi Cloud Management Services (通称MCMS)」も用意しております。
今秋Power on IBM Cloudが日本のデータセンターでも利用可能となりました。
このタイミングでIBM Power Systemsのクラウド化を検討してみたい、とお考えになりましたら、ぜひIBMにご相談ください。
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