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THINK 2021: パートナー・エコシステムを推進する新たな特典を発表

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新たなコンピテンシー・フレームワーク、スキル育成支援、およびCloud Engagement Fundの拡大を発表。ハイブリッドクラウド環境とA Iプラットフォームでお客様のデジタル・トランスフォーメーションを推進するパートナーを支援

By David La Rose, General Manager, IBM Partner Ecosystem
and Evaristus Mainsah, GM, IBM Hybrid Cloud and Edge Ecosystem

 

IBMは、パートナーの成功が、我々のお客様の成功につながると考えています。そのため、お客様のビジネス変革を推進する2つの要素、オープンなハイブリッドクラウド環境とAIプラットフォームを中核としたIBMビジネス戦略を推進するなかで、特にこの1年間、パートナー・エコシステムを進化させ、お客様への価値提供をパートナーとともに実現してきています。

パートナー・エコシステムは、IBMの成長戦略の中核の1つとなっています。そのためIBMはこの推進に10億ドルを投資すると発表しています。それにより、1兆ドル規模とも言われるハイブリッドクラウド市場での、パートナーとお客様の成功を支援します。IBMは、パートナーとの新たな協業モデルである「Build」、「Service」、「Sell」の3つのトラックにおいて、それぞれに適切な支援を実施し、パートナーのビジネス醸成を支援します。

本日、IBMは、ますます競争が激しくなる市場でパートナーの成功を実現するため、新たなコンピテンシー、特典、スキル育成支援を発表します。

新たなコンピテンシー、特典、スキル育成によりパートナーを支援

お客様への価値提供においてエコシステムの重要性が増すのに合わせ、IBMのPartnerWorldプログラムは進化を続けます。あらゆるパートナーを、技術面、マーケティング、そして販売プロセスにおいて支援します。そして、共に新たな市場へ参入し、収益を増大していきます。

昨年のIBM Thinkイベントにおいて、IBMは新たな「Build」「Service」のトラックや、スキル習得や認定試験対策、ビジネス醸成に向けた実証実験(Proof-of-concept, PoC)に利用できる資産を含む「パートナー・パッケージ」を発表しました。すでに、全世界の4,000を超えるパートナーがこれを利用しています。

IDCのアナリストは、「2021年のPartnerWorldプログラムのさらなる進化は、2020年の動向を踏まえて再設計され、「Build」、「Service」、「Sell」の3つのトラックごとの支援を充実させています」と述べています。この支援を活用してきたパートナーの多くは、2021年IBM Partner award(Beacon Awards、Geography Excellence Awards、およびBusiness Unit Excellence Awards)を受賞し実績を示しています。

このPartnerWorld プログラムの新たな支援内容は以下の通りです。

  • まず、パートナーが、ハイブリッドクラウド・インフラストラクチャー、自動化、セキュリティーなどそれぞれの製品分野で、専門知識、技術検証、販売実績を実証できる新たなコンピテンシー・フレームワークを策定します。2019年(第一四半期)から2021年(第一四半期)のIBM社内統計データによると、1つ以上のコンピテンシーを獲得しているパートナーは、コンピテンシーを達成していないパートナーに比べて、IBMビジネス関連収益が平均で25倍となっています。パートナーの1社であるTata Consultancy Services(TCS)は、AIソリューションに対するIndustrial and Manufacturingコンピテンシーと、AI開発者向けのData Science and Business Analyticsコンピテンシーをすでに達成しています。
  • また、共創クライアントセンター、イノベーション実証のための実証実験(Proof-of-concept, PoC)からの収益、パートナーがお客様向けメッセージングを開発するためのワークショップなどの、新たな特典を提供します。例えば、8時間のワークショップにより、パートナーは、営業およびマーケティングに活用できるメッセージングの開発に取り組み、市場でのビジネス機会の創出を最大化することができるようになります。
  • 加えて、コンピテンシーや職務に合わせた新しいスキル構築を支援します。具体的には、「IBM Training」では、プラットフォームを活用し研修コース体系を再構築して強化するとともに、その受講実績をパートナー独自の学習管理システムに取り入れられるAPI提供するなど、より機能強化しています。

お客様のニーズに合わせ成功を導く、エコシステムを推進

本日のThinkイベントでは、ハイブリッドクラウド、自動化ソリューション、Watson AIなどでのいくつものイノベーションを発表しました。その1つである、IBM Cloud Paks for Automation を支えるIBM Automationでのイノベーションは、15社以上のパートナーとのエコシステムにより実現されました。

自動化ソリューションは、特にエコシステムを推進している協業領域の1つです。先日、Red HatOpenShiftおよびその他のクラウド・ネイティブ・サービスを支援する、IBM Cloud for Financial Servicesについて、90を超えるパートナーとのエコシステムを発表しました。そして本日、このパートナーの1社であるEYとともに、金融サービス機関がクラウドを大規模に活用できるように、規制コンプライアンス、デジタル・トラスト、セキュリティーを備えた、新しいオープンなハイブリッドクラウド・ソリューションを提供する、センター・オブ・エクセレンス(組織横断的な中核機能)を運営していくことを発表しました。
詳細については、こちらのブログをご参照ください。
5 Things to Know About EY & IBM Center of Excellence for Hybrid Cloud (英語)

 

オープンなハイブリッドクラウド環境とA Iプラットフォームでパートナーの成功を支援する、Cloud Engagement Fundの拡大

パートナー支援策の1つとして、Cloud Engagement Fund(CEF)があります。これは、お客様のハイブリッドクラウド環境へのワークロード移行を実現する、パートナーの技術サポートやIBM Cloud利用を支援するものです。「Build」「Service」「Sell」、全てのトラックのパートナーが利用できるようになります。

パートナーの1社であるSiemens Digital Industries Software(以下Siemens)は、このCEFを活用し事業を拡大しています。Siemensは、Red Hat OpenShift上に構築されたIBMのオープンなハイブリッドクラウド環境で、製造業向けIoTソリューションであるMindSphereの導入を加速しました。

パートナー・エコシステムと、Red Hat OpenShiftを中核とする比類なきIBMのテクノロジーポートフォリオにより、予測機能、自動化機能、そして安全性を備えた最新のプラットフォームを提供し、お客様の変革を支援できるとIBMは考えます。

「Let’s create what’s next, together(次を、その先を、共に創る)」をモットーに、IBMはパートナーとともに新たなビジネスを実現していきます。

 

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