IBM Sustainability Software
データとAIでワークプレースを競争力の源泉に
2020年02月10日
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施設管理分野のITソリューション・プロフェッショナルとして、日々、自社のビル資産や空間の価値を高めたいという方たちとお話しさせていただいていますが、どんな業界にいらっしゃる方でも、必ずおっしゃられる3つの質問があります。
- 高価な施設の価値を最大限に引き出すにはどうすればよい?
- どうすれば、従業員がより幸せで生産的になるようなオフィス空間を作れるでしょうか?
- 施設をさらにスマートにするには、データとAIをどのように用いればよい?
誰もが、重要なオフィス空間をより有効に活用したいと考えているのです。
■ オフィス空間はその重要性を増し続けている
なぜ、これほどオフィス空間への注目が高まっているのでしょうか。一言で言えば、オフィス空間が高コストだからです。
経営費用がもっとも高いのは人件費ですが、それに次ぐのは施設関係費用です。人材不足のおり、高コストの「できる従業員」争奪戦は激化しています。
オフィス空間は、「できる従業員」を勝ち取り離職率を下げるための、重要な役割を果たしており、企業には今、「最もROI(費用対効果)が高く魅力的なオフィス空間を作りあげよ」という強いプレッシャーがかかっているのです。
こうした現状を踏まえ、IBMの最新の施設管理ソリューションIBM TRIRIGAとTRIRIGA Building Insightsは、さらに進化を遂げました。
最新のAI駆動型機能では、既に多くのオフィスにあるWiFiテクノロジーを活用し、データセンターや食堂、会議室など、オフィス空間のあらゆる部分がどのように用いられているか、その傾向やそれが何を意味しているかが、データを元に可視化されます。
重要なポイントは、これまで分断化されていたデータが、より包括的に分析され提示されることです。施設管理部門の責任者は、「包括的なオフィス空間の最適化」に向けてより一層スマートな意思決定をすることができるようになります。そしてデータが多く複雑な大規模施設ほど、その恩恵はとても大きくなるでしょう。
■ 経営に収益を、従業員に快適なワークプレース体験を
従業員が増えているのにも関わらず、新たな執務空間を取得する費用がない…。そんなときに力を発揮するのがIBM TRIRIGAです。
一例を挙げれば、IBM TRIRIGAは、大きな執務空間に改装できる使用率の低い大会議室などを既存スペースから見つけ出すことができます(もちろん、例外的な出来事や突発的な事例もIBM TRIRIGAは十分に考慮します)。
設備計画担当者は、より適切にフロアのレイアウト調整を検討できるようになり、スマートな施設管理とコスト削減を実現できます。
最新のTRIRIGA Assistantには、今や多くの家庭で利用されている「対話型AI音声アシスタント」機能が搭載されており、会議室の予約、ケータリングの注文、サービスリクエストの送信などは、アプリに話しかければ簡単に完了します。
従来の方法と比べ、従業員の生産性とワークプレース体験満足度が大きく向上するのは間違いないでしょう。
■ ワークプレースを競争力の源泉に
今や、ワークプレースは重要な人材の獲得に欠かせない要素となっています。同時に、コスト管理とリスク軽減の実現にも重要な役割を負っています。
ワークプレースも、社会と共に進化していく必要があるのです。
求められている進化を、AIとIoTの力をフルに活用したIBMの統合型職場管理システム(IWMS)で実現し、ワークプレースの価値を最大化して、競争力の源泉にしましょう。
IBM TRIRIGA詳細について下記ページよりご確認ください。
問い合わせ情報
お問い合わせやご相談は、Congitive Applications事業 cajp@jp.ibm.com にご連絡ください。
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土屋 敦 |Technical Lead, AI Applications.(Watson IoT)
当記事は、The true value of an integrated workplace management system(要登録)を抄訳し、日本向けにリライトしたものです。
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