IBM Sustainability Software
持続可能性をビジネス戦略の中核に
2021年09月07日
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■ サステナビリティ戦略、成功の秘訣 | 環境要因と市場の需要のバランスを取ること
持続可能な未来への道を作り上げよう — これは単なる掛け声ではありません。もはや、サステナビリティを高めなければ、自社の未来も社会の未来も望めないという状況になっています。
あらゆる業界のリーディング企業が、指数関数的な進化を続けているテクノロジーとエコシステム、そしてコラボレーションを活用したサステナビリティの取り組み加速を、すなわち真の変革の推進を求められています。
世界的なパンデミック、より厳格な規制や社会的責任投資、世論の高まりなどを受け、持続可能性をビジネス戦略のコア要素として再構築することは、今やビジネスリーダーの義務となっています。これからの10年で、持続可能性のための具体的な取り組みをどれだけ進められるかが社会の、そしてビジネスの鍵を握っているのです。
世界経済フォーラムは、最新のグローバルリスク報告書において、上位5つのビジネスリスクすべてを気候・環境リスクとしています。
参考: グローバルリスク報告書2021年版:世界は長期的リスクへの対応に目覚めるべきである
加えて、以下の報告がされています。
- 経営幹部の62% | 競争力を維持するには持続可能性が不可欠であると述べています
- 消費者の54% | 持続可能なブランドに割増料金を支払う用意があると答えています
- 従業員の68% | 持続可能なビジネスを実践する企業を好みます
- 投資家の59% | 環境的に持続可能な企業を選択すると答えています
■ 優れたリーダーたちはすでに、持続可能性の大幅向上にビジネスチャンスを見出している
絶え間なく変化する世界では、持続可能性はビジネスの責務であり、企業に欠かせない回復力と敏捷性を推進するために不可欠なものです。
世界中のあらゆる政府、投資家、従業員、顧客が、企業の持続可能性への取り組みに期待を寄せています。
あらゆる業界のリーダーたちは、パンデミックと記録的な異常気象という組み合わせにより、人びとの健康と世界経済、そして自然環境が密接に関係していることを、改めて思い知らせました。
そして判断力と行動力に優れたリーダーたちはすでに、AI、IoT、ブロックチェーン、ハイブリッドクラウドなどのデジタルテクノロジーを適用して、持続可能性の大幅に向上させています。そしてその過程において、効率を高めることと革新的なビジネスモデルの採用、従業員のモチベーション向上とアイデア創出の促進、さらには顧客の満足度とエンゲージメント向上の機会を発見しています。
■ 環境と市場のバランスをとる
持続可能性戦略を成功させる秘訣は、自社の主要差別化要因と環境要因および市場の需要とのバランスを取ることにあります。
IBMでは、さまざまな業界のリーダー企業や先進的企業と共に、市場を牽引するサステナビリティ・プラットフォームを創り上げてきました。
・ IBM Food Trust
生産者、サプライヤー、小売業者からなる食品サプライチェーン全体をタイムリーな来歴とトレーサビリティでつなぎ、より安全で持続可能な食品システムを構築
・ Ocean to Table
IBM Food Trustを基盤技術として、トレーサビリティや認証制度、魚価を上げるための活動などを通じて、日本におけるサステイナブルな漁業の推進を進めるコンソーシアムを設立
・ 旭化成
資源循環社会の実現に向け、回収、ペレット化、成型および最終製品化のリサイクルチェーン全工程で関係各社が協力する、プラスチック資源循環プラットフォーム「BLUE Plastics」を構築
・ 三井化学 & 野村総合研究所
プラスチック素材トレーサビリティシステムである資源循環プラットフォームをブロックチェーン技術で構築。資源ライフサイクルにおけるトレーサビリティを担保
・ Plastic Bank
ブロックチェーンによる仮想通貨を用いて、廃棄物の収集および再利用を追跡・保証し、貧困緩和と海洋クリーンアップを同時に実現
・ Yara
AI、IoT、詳細気象データ、ブロックチェーンを備えた最先端のデジタル農業プラットフォームを開発し、農家の収穫量向上を支援
・ シェル
デジタル変革と持続可能性を加速する、鉱業および産業セクター向け初となるB2Bマーケット・プレイス「OREN」を開発
■ 持続可能性の旅をIBMと共に
組織全体での持続可能性への取り組みには、多くの場合チャンスとチャレンジが共存しています。
IBMは、持続可能性をお客様のコア・ビジネスに組み入れ、運用効率を高めイノベーションの機会をより明確にすることで、お客様の差別化と競争優位性の推進を支援しています。
IBM Garageは、厳しい環境において、実行すべき優先アクションとその順序を特定し、即効性が高く、業界に必要なソリューションを、お客様と共に迅速に生みだします。
数カ月や数年ではなく、数週間でまずは目に見える勝利を手にし、そこからさらに持続可能性の向上とビジネス目標の実現への道を共に歩んでいきましょう。
実績あるIBMのガレージモデルと共に、アイデアを絞り込み、洗練させ、ビジネス・環境・社会への影響を可視化させるのです。
当記事はSustainability: core of your business strategyを、日本の読者向けにリライトしたものです。
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