ビジネス・オペレーション
インテリジェンス、洞察、専門知識を活用し、強固な事業を構築
2020年07月10日
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IoT データ、AI、5G、エッジコンピューティングを活用し、適応力の高い運用インフラストラクチャーの実現
スマートなビジネスでは、重要な資産の信頼性と運用の適用性が確保され、事業継続が実現されます。AIやIoT、信頼性の高い気象データを利用すると、つながるオペレーションにより、資産パフォーマンスがリアルタイムで視認でき、どこからでも管理でき、最終的には運用コスト削減へとつながります。さらに、業務ワークフローに組み込まれた5Gおよびエッジコンピューティングのデータを活用し、より適応力の高いインフラストラクチャーの構築につながる洞察を見出せるようになります。
IBMは、安全なエンドツーエンドのデジタル化を通じて、IT と運用技術 (OT) の橋渡しを支援します。IBMは幅広い製品と豊富な人材により、資産のメンテナンス・コストを最大40%削減し、建物の運用コストを最大20%削減し、企業規模で最大30%の歩留まり向上を実現できる製品と人材でお客様を支援します。
効率的で信頼性の高い設備運用の実現
接続された資産と気象など未利用のデータソースから得られる洞察は、設備の保守、パフォーマンスの最適化、ダウンタイムを回避するために必要な予防的、予測的、かつ処方的な対策を講じる上で重要です。予知保全だけでも、15~20%のコスト削減、20%の資産の可用性向上 、機械寿命の数年間にわたる延長が可能になります。The Weather Companyの洞察を活用し、IBM Asset Optimizationコンサルティング・サービスと、IBM Maximo®プラットフォーム (Enterprise Asset Management、Asset Performance Management、Asset Monitorなど) が、ITとOTの責任者に資産パフォーマンスの全容を提供し、遠隔地からの資産監視、障害予測、人手による検査の削減を実現します。 Maximoは、90カ国以上で開発者とパートナーからなる世界的なエコシステムを通じてそれぞれの業種に特化したソリューションとして提供されており、短期間で投資回収が実現できます。さらに、数百万ドルの予備部品の在庫を持ち、保守修繕業務がある企業は、IBM MRO Inventory Optimization(MRO IO)ソリューションを利用することで、運転資本の自由度を高め、在庫維持費を20%削減できます。
不動産および施設のインテリジェントな運用による、スペース活用とコスト削減
施設をデジタル化し、IoTのデータとAIからの洞察を適用することで、建物の総運用コストを20%節約できます。IBM Building Optimizationサービスは、設備管理のほとんどで仮想的なデジタル活用を実現できます。カスタマイズ可能で柔軟な IBM TRIRIGA®設備管理ソリューションと組み合わせて、センサーやWifiなどを通じてデータを収集し、効率の向上、コストの削減、入居者の健康と安全の確保に役立てることができます。
エンジニアリング全体にわたる製品開発の合理化
運用している資産と、設計開発している接続製品の連携を向上させます。IBMの製品ライフサイクル管理およびコネクテッド・ソリューション・サービスは、資産、エンジニアリング、およびサプライチェーンの運用を接続し、製品ライフサイクル全体を監視できます。IBMエンジニアリング・ライフサイクル管理(ELM)は、SAFeやアジャイルなどの統合された業界標準の方法論を使用してエンジニアリング・プロセスをデジタル化し、地域分散したチームのコラボレーションを可能にします。ELMは、複雑な製品の開発にAIを導入し、製品データを開発に統合することで、全社レベルで新しい機能を展開するのに役立ちます。
インテリジェントで安全かつ適応性の高い製造オペレーションによる製品の品質と歩留まりの改善
AIやエッジを活用した、製造オペレーションにより、最大30%の歩留まり向上、15%の廃棄物削減と、5〜10%のコスト削減が可能となり、Industry 4.0実現を加速できます。IBM Visual Insightsは製品の品質を評価して異常を検出します。また、IBM Production Optimization は、効率を最大限に高めるためにセッティング、スループット、品質、エネルギーを最適化します。IBM Maximoソリューションと組み合わせることで、バリューチェーン全体で安全でAIを活用したコネクテッド・マニュファクチャリングを実装すると同時に、ITとOTをつなげ、予測分析および規範分析を通じて、IBM Edge Application Managerの能力を活用して運用を最適化できます。さらに、IBM Security OTソリューションは、ネットワークとエンドポイントの安全を支援し、作業員と運用の安全、可用性、信頼性、予測可能性に悪影響が出ることを防ぎます。
イノベーションに投資しながら、手元資金の確保が必要な環境において、プロジェクトをより早く開始してROIを向上させるために、IBMは柔軟な支払いプランを提供します。
IBMは、変化する状況に迅速に対応するインテリジェント・ワークフローを構築するためのソフトウェア、サービス、および業界の専門知識のなくてはならない重要な組み合わせを備えています。デジタル変革のどのステージであっても、お客様とご一緒に、より強固な事業構築に必要なAIを活用した洞察とサービスを提供します。
¹ “IDC Manufacturing Insights: Transforming Asset Management at the Edge,” Reid Paquin, IDC, April 2019, https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=US44976019 (IBM外のWebサイトへ)
※この記事は米国時間2020年4月22日に掲載したブログ(英語)の抄訳です。
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