IBM Sustainability Software
市場調査会社Ovum社が、IBMをALMおよびDevOpsソリューションの業界リーダーに指名
2019年12月17日
カテゴリー IBM Sustainability Software | エンジニアリング
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Ovum社は、ALM(アプリケーション・ライフサイクル・マネジメント)とDevOps(デブオプス)ソリューションのベンダー6社を比較し、IBMをマーケットリーダーに選出しました。
今、市場に投入される製品やサービスは、その機能が複雑化し、「エンジニアリング」が、企業の中でも社会の中でも一層その重要性を高めています。
すでに多くの製品が、単なる「ハードウェア」ではなくなり、ソフトウェアが組み込まれるようになりました。さらに、常にネットワークにつながっているIoT化により、周囲の状況や出来事にスマートに反応しています。
企業が成功を続けるには、新しいエンジニアリングモデルとツールを採用し、コストや品質、市場投入までの時間、競合他社との差別化を管理していく必要があります。
実際に、多くの先進的な企業が、包括的なエンドツーエンドのエンジニアリング・ライフサイクル管理プロセスを採用して成功しつつあります。
そして大変名誉なことに、私たちIBMのエンジニアリング・ライフサイクル管理のソリューション(IBM Engineering Lifecycle Management(ELM))は、最新のOvum Decision Matrix(イギリスに本社を置く世界有数の市場調査会社「オーバム社」によるレポート)2019-2020にて、ALM(アプリケーション・ライフサイクル・マネジメント)とDevOps(デブオプス)ソリューションにおけるマーケットリーダーに選ばれました。
■ ALMおよびDevOpsソリューションのリーダーにIBMを指名
Ovum Decision Matrixにおいて、選者のマイケル・エーゾフは、6社のALMとDevOpsソリューションのベンダーを比較し、IBMを業界におけるリーダーと指名しました。
この結果は、ALM市場におけるIBMの優位性を示しており、IBMのALMソリューションをご活用いただいているお客さまに、大きな信頼と安心を与えるものです。
Ovum Decision Matrixレポートで強調されている重要なポイントの中から、いくつかをご紹介します。
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大規模アジャイル開発・DevOpsの推進に強み
IBMは、エンタープライズITにおける大規模アジャイル開発やDevOpsチームのニーズを満たす、高度なエンジニアリング製品で用いられるALMの幅広いユースケースに強みを持っている。
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バリアントとバージョンの管理による再利用
製品エンジニアリングには、要件、テスト、計画、コードの全分野にわたる詳細なバリアント管理と複数構成が必要である。IBMには全分野をサポートする機能がある。また、それらの資産を再利用することも可能としている。そして、リンク検証なども含めたコンプライアンス支援機能にも大きな強みを有している。
ALMおよびDevOpsベンダーには、ALM領域における一連のコア機能を提供するだけでなく、製造エンジニアリングとエンタープライズIT環境を横断した知見と、DevOpsリリース管理を最適化する能力が求められています。
下記は、その代表機能群です。
- 開発プロセスの管理と統合
- システムズエンジニアリングのためのALM
- バリアント管理とパラメーター管理
- 変更管理と構成管理
- アジャイルプロジェクトとプロダクト管理
- 要求定義
- 要件管理
- QAとテストライフサイクル管理
- アプリケーションのセキュリティ
- DevOpsリリース管理と自動化
IBMはELM(エンジニアリング・ライフサイクル・マネジメント)ソリューションに積極的な投資を続けます
IBMは、最高の開発管理ソリューションを提供するために、ELM(エンジニアリング・ライフサイクル・マネジメント)ソリューションへの投資を続けています。
今、製造業における多くのお客様は、コストの増加、製品寿命の短縮、コンプライアンスと規制要件の増大という課題に直面しています。IBMは、これらのお客様の取り組みをご支援するために、ソリューションやツールキットの包括範囲を拡げ、主要なコンプライアンス規格への準拠をリードします。
IBMは、様々な業界のリーディング・カンパニーと共に、ソリューションの能力を向上させ、ソリューション・ポートフォリオ全体を通じた共通のユーザーエクスペリエンス(UX)をデザインしていきます。
■ エンジニアリングのデジタル・トランスフォーメーション
時代の要請に応え競争力を向上させるために、多くの企業が自社ビジネスのデジタル・トランスフォーメーションを推進しています。そしてその変革において、エンジニアリング業務のデジタル・トランスフォーメーションが欠かせないことに気づき始めています。
エンジニアリング変革は、ビジネス変革と同様の困難さを伴うものですが、同じくらい大きなリターンをもたらします。なぜならこの変革は、エンジニアリング・データをデジタルデータへと変換させることであり、これにより、AIと機械学習の力をエンジニアリングに取り込むことができるようになることだからです。
IBMはビジネスの変革支援と同様に、エンジニアリングのデジタル・トランスフォーメーションをリードしています。
すでにRQA(Requirement Quality Assistant)というWatson AIを基盤とした要求定義/要求仕様書作成支援ツールも、ELMソリューションに加えられています。
エンジニアリングのデジタルトランスフォーメーションについて、より詳細にお知りになりたい方には、MITテクノロジーレビューの記事「MIT Technical Review article – Optimizing the engineering life cycle requires digital transformation.」(英語、要登録)をご覧ください。
この度のOvum社によるナンバー1の評価は、IBMのエンジニアリング・ソリューション(ELM、旧Rational製品群)をご利用いただいているお客さまのおかげです。皆さまのご意見とフィードバックに、私たちIBMエンジニアリング・ソリューションチームは本当に感謝しています。
今後も皆さまからの信頼とご期待に応え続けることで、エンタープライズITにおけるエンジニアリングの未来を生み出し、より一層お客様の発展をご支援させていただきたいと考えています。引き続きどうぞよろしくお願いします。
『Ovum Decision Matrix: Selecting an Application Lifecycle Management and DevOps Solution, 2019-20 report.』全文はこちらからお読みいただけます(英語)。
参考記事: 「CASE時代のクルマづくり基盤」セッションレポート @東京モーターショー
参考記事: 開発セッションレポート – Cognitive Manufacturing Forum(8月29日開催)
参考記事: スペシャリストが解説! Watsonが手戻りと欠陥発生を抑止 – 要求仕様書作成にRQAを
問い合わせ情報
お問い合わせやご相談は、Congitive Applications事業 cajp@jp.ibm.com にご連絡ください。
当記事は、Kareem Yusuf, Ph.Dによる、Ovum names IBM a Leader in Application Lifecycle Management and DevOps Solutionを抄訳し、日本向けにリライトしたものです。
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