IBM Sustainability Software
ガートナー、2019年版のマジック・クアドラントでもIBM MaximoをEAMソフトウェアのリーダーと評価
2019年11月21日
カテゴリー IBM Sustainability Software | 技術動向・トレンド | 設備保全・高度解析
記事をシェアする:
■ ガートナー、Maximoを10年以上連続エンタープライズ資産管理のリーダーとして評価
IBMは、2019年のガートナー社のマジッククアドラント(特定テクノロジー市場で競合している各社を相対的に位置付けるレポート)において、エンタープライズ資産管理(EAM:Enterprise Asset Management)ソフトウェア市場のリーダーと評価されました。
今回のリーダー評価により、IBM Maximoはマジッククアドラントで10年以上連続でのリーダー評価となりました。
顧客企業への深いコミットメント、機能強化への継続的な投資、および市場を深く理解したビジョンの完全性を評価していただいたものであり、私たちはこの評価を大変誇りに感じています。
以下、評価いただいたポイントの中からいくつかを紹介します。
-
- スケーラブルなプラットフォーム: 最新バージョンであるMaximo 7.6.1を利用しているお客さまの割合が高いことからもお分かりいただけるように、IBM Maximoは新リリースごとに新たな価値を生みだし続けています。
-
- 高い顧客満足度の達成: 資産集約型ビジネスにおける業務運用/管理に必要なエンタープライズ要件を満たすソリューションを提供しています。
-
- 幅広い業界およびセクターにおける役割: 石油やガスなどの資源産業、大規模製造業や公益セクターなどの多くのお客様がIBM Maximoを全面的に活用しています。
-
- パートナーとの最高のエコシステム: 他社製品との高い連携性を持つプラットフォーム基盤として、Maximoの広範なソリューション群は、資産管理ライフサイクルにおけるさまざまなニーズを満たす拡張機能を提供しています。
-
- エンタープライズ資産管理: EAM市場を代表するソリューションの中で、IoTデータと高度なアナリティクスを用い、機器の可用性を向上させリスクを軽減するAPM(資産パフォーマンス管理)まで完全に統合して提供しているのはIBMだけです。
-
- 目的に応じた広範性: 現状の資産管理基盤を整備したい組織にはもちろん、より先進的なAIやIoTを活用したAPMで資産管理をさらに強化したい組織にも適した、さまざまな規模の組織のさまざまな目的に応じたソリューションが揃っているのがIBM Maximoです。これらのソリューションは、IBMのパブリックSaaSに代表されるマルチクラウド環境やハイブリッド・クラウドアーキテクチャーへのオプションも用意されています。
-
- 継続的な投資: 顧客がAIとIoT領域に実現可能な投資を行えるように、これからもIBMはAIを活用した現場作業者のサポートなどEAMの新しい領域への投資を続けます。
- コミュニティーへのコミットメント: 数万人のユーザーに、Maximoユーザーグループやピアコミュニティーにご参加いただいています。
ガートナー・マジック・クアドラントより*
IBMは2019年版のガートナー社のマジッククアドラントにおいても、エンタープライズ資産管理(EAM:Enterprise Asset Management)ソフトウェア市場のリーダーと評価されました。
■ 業界のリーダーがMaximoを選択する理由
Maximoは30年以上にわたるEAM市場のリーダーです。
幅広い機能セット、高い柔軟性に富んだシステム設定機能、業界特化型ソリューションと広範なエコシステムで多くのお客さまに選ばれており、特に資産集約型産業においてはEAM市場のリーディング・ソリューションとして絶大なご支持をいただいております。
現在Maximoソリューションは7大陸すべての99か国で、数十セクターに渡る大小さまざまな規模のお客さまにご使用いただいており、石油やガスなどの資源産業、大規模製造業や公益セクターなどの大手企業の多くがMaximoを選択しています。
また、お客さまの中には成長中の組織も多く、その成長スピードに合わせてソリューションを拡張していける点に大きな優位性を見出していただいています。
このように、従来からの資産管理基盤を推し進めようというお客さまにとっても、あるいは先進的な資産パフォーマンス管理を用いて変革に乗り出そうというお客さまにとっても、Maximoはあらゆる組織のニーズに適合し、組織のプロセスおよび運用の改善基盤となるソリューションです。
豊富なリソースを備え明確な方針を持った開発者戦略により、Maximoは今後も将来にわたり業界やお客さま固有の問題を解決し、お客さまの幅広いニーズに応えるソリューションラインアップをご用意させていただく予定です。
■ お客さまの将来に投資し、絶え間ない改善で応える
IBM は、Maximoへの投資はお客さまの将来への投資だと考えています。
私たちがガートナー社のマジック・クアドラントでEAMソフトウェアのリーダーと評価され続けているのは、常に改善を続け一貫したパフォーマンスを発揮し、継続的な投資を通じているからこそです。
2018年IBM Corporationは53.8億米ドルを研究開発に費やし、ユーザビリティ、インテグレーション、インストール、およびビジネスインテリジェンスの改善を通じてユーザー体験の強化に力をいれてきました。
私たちは、お客さまとの密な連携を通じて将来のニーズを踏まえ、弊社のビジョンをお客さまの繁栄へとつながるアクションと変えていきます。Maximoへの投資と注力を今後も継続し、資産管理基盤ソリューションとして優れたパフォーマンスと価値を提供し続けます。
そしてまた、ガートナー社のリサーチは、機能改善やユーザー体験強化、Maximoのトライアルと購入をもっと容易にしようという私たちの取り組みへの評価でもあると私たちは捉えています。下記に、最近の改善点をいくつか並べます。
-
- 改善されたパブリックSaaS製品群 – 無料トライアルやデジタルオンボーディング、および小規模から大規模のお客さまをサポートするパブリックSaaSエディション
-
- スケジューリング機能の強化 – あらゆる業界のニーズに見合うスケジューリング機能(大規模プロジェクトの管理、動的ディスパッチ、複雑なプロジェクト最適化)
-
- 簡素化されたモバイルソリューション – 現場作業者の作業効率を向上させる、革新的な新機能により簡素化され使いやすくなったモバイルソリューション
-
- 柔軟なライセンスモデル – リスクなくお客さまに無料で新製品のトライアルをしていただける評価版や、容易に拡大できるように変更されたトークンベースの柔軟なライセンスモデル
- 資産パフォーマンス管理(APM)ソリューション – Maximo EAMを拡張し、事後保全型からモニタリングや診断、性能予測を活用した予知保全型へ
■ これからもお客様の成功のために
これらの改善はお客さまとの共同作業によりもたらされています。
私たちは一年を通じ、オンライン・オフラインにおけるイベントにおいてIBM Maximoのロードマップをお伝えして直接フィードバックをいただいています。また、世界各地のMaximoユーザーコミュニティーの何万人ものメンバーに、コミュニティー活動を通じて機能改善希望を継続的にお聞かせいただいています。
こうして、私たちはMaximoコミュニティーを30年以上にわたり維持・成長させてきました。そしてこれからもIoTとAIを活用した先進的な機能追加を進め、事後保全型から予知保全型へとシフトし、機器資産の最大活用と意思決定の最適化を支援することで、価値の好循環を生み出していきます。
私たちはMaximoへの高い評価とその成功は、IBM Maximoチームとお客様の共同作業の結果であると考えています。この協創は、さまざまな業界において変革をリードしさらなる未来へ進んで行こうという強い意欲と、双方のイノベーションへの欲求と継続的な投資により推進されています。
私たちの目標は、インテリジェントな資産管理および機器運用に欠かせない重要な洞察を、これからもお客さまに提供し続けること。
この度のガートナー社によるナンバー1の評価は、Maximoの改善のためにご協力いただいたすべての皆さまの貢献によるものです。本当にありがとうございました。皆さまとこの栄誉を分かち合いたいと思います。
レポートを読む / お問い合わせ
『Gartner Magic Quadrant for EAM 2019 Report』全文はこちらからお読みいただけます(要登録、英語)。
市場をリードするMaximo資産管理ソリューションについて詳しく知りたい場合は、下記のソリューション紹介をご覧いただくか、IBM Watson IoT事業部 までご連絡ください。
問い合わせ情報
お問い合わせやご相談は、Congitive Applications事業 cajp@jp.ibm.com にご連絡ください。
*ガートナー・マジック・クアドラントの画像はガートナー社によって出版された研究文書の一部であり、画像単独ではなく文書全体の文脈で評価されるべきです。
ガートナー社は、この調査資料に記載されているベンダー、製品、またはサービスを保証するものではなく、最高評価またはその他の指定を持つベンダーのみを選択するようテクノロジー・ユーザーに助言するものでもありません。研究出版物は、ガートナー社の研究機関の意見で構成されており、事実のステートメントとして解釈されるべきものではありません。ガートナー社はこの調査に関し、商品性の保証、特定目的適合性の保証を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。
関連記事: 開発セッションレポート – Cognitive Manufacturing Forum(8月29日開催)
関連記事: 「IDC MarketScape」調査で IBM Maximoがクラウド型のEAMアプリケーション分野のリーダーに!
関連記事: アトランタの都市交通を守るIBMのIoTとAI – APMが進化させる保全戦略
当記事は、IBM again named a Leader in Gartner 2019 Magic Quadrant for EAM Softwareを抄訳し、日本向けにリライトしたものです。
日本Maximoユーザー会2024@天城ホームステッド 開催レポート
IBM Partner Ecosystem, IBM Sustainability Software
2024年10月15〜16日の2日間に渡り、IBM天城ホームステッドにて1年半ぶりの「日本Maximoユーザー会」が開催されました。 石油・化学企業、産業機械製造企業、エネルギー企業、エンターテインメント企 ...続きを読む
トヨタ紡織「 A-SPICE レベル3」取得活動事例 | シートシステム/車室空間開発の未来に向けて
IBM Partner Ecosystem, IBM Sustainability Software
「Automotive SPICE(A-SPICE)の取得を意識し、実際に検討を本格化したのは2021年です。そして昨年2023年3月にレベル2を取得し、そこから約1年半で今回のA-SPICE レベル3の取得となりました ...続きを読む
「何度でもやり直せる社会に」あいふろいでグループ代表 吉谷 愛 | PwDA+クロス9
IBM Partner Ecosystem, IBM Sustainability Software
「日本は一度ドロップアウトした人にとても厳しく、いわば『敗者復活』の機会が残念ながらとても限られています。ただそんな中で、半年程度の準備期間で再チャレンジの機会を手に入れられるのが『IT』です。 私自身、ITに救われた身 ...続きを読む