IBM Sustainability Software
想定外のメンテナンスを一掃するMaximo Asset Monitor
2019年12月09日
カテゴリー IBM Sustainability Software | 設備保全・高度解析
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2030年までに、全世界で接続されているIoTデバイスの数は、1,250億に達すると予測されています。
この数字は、設備機器のインテリジェント化がどのように進んでいくかを明確に示していると言えるでしょう。そして、設備機器と共に運用モデルも進化していかなければならないことも明確に示しています。
この進化に必要なのは、莫大な量のデータから重要な洞察を見つけだし、パフォーマンスの最適化、資産ライフサイクルの延長、ダウンタイムの最小化、保全コストの削減を実現することです。そのためには、革新的なエンタープライズ資産管理(EAM)ソリューションを用いて、洗練された保守と運用を実施していかなければなりません。
ご存知でしょうか? IBM Maximoはここ十年間に渡り、革新を続けるEAMのリーダーとし評価されています。
参考: ガートナー、2019年版のマジック・クアドラントでもIBMをEAMソフトウェアのリーダーと評価
IBM Maximoが高い評価を受け続けているのは、従来EAMソリューションがカバーしていた範囲内における充実ぶりだけではなく、これからの革新を支える領域への注力 — 具体的にはIBMの人工知能への投資、IoTデータの活用力、ハイブリッドクラウドへの注力—も認められているからです。
Maximoの機器状態と運用状況の監視はよりスマートになり、今では資産の健全性を理解し、障害を発生前に予知し、運用と管理をより効率的なものへと変貌されています。また、エンタープライズ規模でのAIを活用した遠隔監視への新たな投資により、MaximoはOT(Operational Technology: 制御・運用テクノロジー)リーダーとITリーダーの両者に、資産パフォーマンスの包括的なビューと、より高いパフォーマンス、そして決して停止しないビジネスを提供しています。
こうして、IBM Maximoは、世界中で最も信頼できるエンタープライズ資産管理システムとして、現在もそのリーダーシップを拡大しているのです。
■デジタルの活用と運用モデルの変革を支援するMaximo
IBM Maximoの最近の機能強化および今後の計画には、遠隔監視、拡張現実(AR)、モビリティ、およびデジタルツインなど、AIを活用したさまざまなイノベーションが含まれています。
Maximoを用いることで、OTリーダーとITリーダーは下記に代表される、企業全体の運用の可視性と制御を向上させることができます。
・ 設備資産と運用パフォーマンスの監視
IBMは、AIによる遠隔監視を提供します。
包括的な状況認識から生まれる洞察をベースに、より絞り込まれタイムリーに送信される通知により、OTグループもITグループも自信を持って行動・決断ができます。
・ 運用・保守管理技術者の支援
IBMは、次世代のAIおよびARを活用した継続的な運用・保守をサポートしています。
あらゆる経験レベルのフィールド技術者が迅速、正確、シームレスに問題に対応できるよう、経験豊富なフィールド技術者の集合的知識と技をMaximoを通じて提供します。
・ エンタープライズ資産の管理と維持
IBMは、EAMおよびAPM(アセット・パフォーマンス・マネジメント – 資産パフォーマンス管理)の全域で機能する統合ソリューションを提供します。
IoTデータとトリガーとなるイベントデータを高度な分析に用いて、運用の可用性を高めリスクを軽減します。
・ 労働者の保護
IBMは、デバイスに依存しないアプローチで労働者を保護します。
ウェアラブルデバイスから送られる生体データ、環境センサーやビーコンから送られる測定値やなんらかのインシデントを示すデータ、気象データ、こうしたデータを包括的に扱うことで作業員の安全を守ります。Maximoは、安全担当者、作業現場の監督者、および技術者にリアルタイムの洞察を提供し、労働者の安全と安全計画コンプライアンスを支援します。
ITのグローバルリーダーとして、IBMはAIへの投資と革新への欲求、そして世界を変え続けている研究開発部門が生み出したテクノロジーと多様な機能を、Maximoの革新的な機能に注ぎ込んでいます。
■ Maximoが実現する労働現場の未来
自律的な採掘機器を例として考えてみましょう。採掘機器のような高価値資産を24時間365日稼働させることができれば、企業は従来の限界を打破し、採掘ビジネスに新たな展開を検討することができます。
MaximoはIoTとAIによるリアルタイム分析を、大規模レベルビジネスのコア分野に適用します。機器の状態を遠隔監視し、機械学習のアルゴリズムで高精度に異常検出をし、機器障害を予測してメンテナンス計画をより現況にふさわしいものとします。
送られる通知は学習を重ねるにつれ精査され質を高めていき、正確性を増し数も少なくなっていきます。同様に洞察の質も高まっていき、OTグループもITグループもより効率的な対応ができるようになり、不測のダウンタイムも保全コストも減らすことができるでしょう。
高機能機器の保守には、特定の専門知識が必要です。近年の技術者の高齢化とソフトウェア駆動型機器の複雑さを考えると、これは難しい問題と言わざるを得ませんが、この問題への取り組みは大規模組織の生き残りを左右するものとなるでしょう。
Maximoの次世代AIおよびARを活用した革新的な機能は、経験の少ない保守技術者に修理に関するアドバイスをリアルタイムに提供します。
これは問題への取り組みを成功させる大きなカギとなるでしょう。なぜなら、70%の企業や組織が優秀な人材の喪失を大きな課題と見なしており、Maximoの技術者の学習と知識移転を加速する機能は、課題解決に大きな力をもたらすものだからです。
■ 資産管理は資産改善へ
緊急対応を除いたメンテナンスの約40%は、稼働時間にはほとんど関係のない機器に費やされています。言い換えれば、本来不要なコストが不要なメンテナンスにかけられているということです。
適切な予防、予知、および先を見越した保守により、資産の寿命は延ばすことができます。
IBM Maximoは、高機能で複雑な資産を持つ資産集約型産業に属する組織に、従来の資産管理を変革する方法を与えるものです。
高度な分析、AI、および業界向けに特化したアプリケーションを備えているMaximoは、資産の健全性に関する優れた洞察を提供します。
信頼性エンジニアと保守監督者は、この洞察により将来の障害発生を予測することができます。そして資産パフォーマンスを最適化することができます。
また、IBMのIoTデータを駆使した大規模レベルでのデータサイエンスへの注力を示すIBM Maximo Asset Monitorが先日新たに発表されました。Maximo Asset Monitorは、「機器の健全性の遠隔監視」「AIによる異常検出」「障害予測」をさらに強化するもので、Maximoのソリューションラインアップは一層充実したものとなりました。
想定外のメンテナンスを一掃したいなら、IBM Maximo Asset Monitorをご検討されてはいかがでしょうか。
問い合わせ情報
お問い合わせやご相談は、Congitive Applications事業 cajp@jp.ibm.com にご連絡ください。
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当記事は、Essential insights for intelligent asset maintenance and operationsを抄訳し、日本向けにリライトしたものです。
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