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IBM z/OS の開発とテストでイノベーションを加速するIBM Wazi as a Serviceのご紹介
2022年07月20日
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6分以内に z/OS の開発およびテスト用仮想サーバーを開始することが可能に
予測ができない課題や可能性に取り組み、市場投入までの時間を短縮することは、企業のデジタル・トランスフォーメーションにとって重要です。企業は、複数の環境に分散しているアプリケーションとデータから価値を引き出すために、オープンなハイブリッドクラウド戦略を必要としています。IBM zSystems でミッションクリティカルなアプリケーションを実行している企業は、妥協することなく変革を推進するために、クラウドの長所を生かすことを求めています。
アジャイル環境の可用性の欠如(およびそれに伴う待ち時間)は、より迅速なリリース・サイクルとソフトウェア提供の阻害要因となり、イノベーションのペースを遅らせています。2022年2月、私たちはモダナイゼーションの新しい時代を実現する計画を発表しましたが、今週、IBM Cloud Multi-Zone Regions(MZR)でIBM Wazi as a Service(IBM Wazi aaS)の一般提供を開始し、その約束を果たせることに、また、発表できることに喜びを感じています。東京、サンパウロ、トロント、ロンドン、そしてまもなくワシントンDC/米国東部で提供される予定です。このサービスは、お客様からの貴重なフィードバックの結果を受け、最も喫緊したお客様の課題に対応するために設計されています。
「IBM Wazi aaS は、私たちの開発プロセスに必要としていた俊敏性を与えてくれます。数分以内に、開発者は独自のカスタム z/OS 環境をセットアップすることができます。自動化を使用し、依存関係なしに完全に分離して作業できるようになりました。これは、私たちがお客様にサービスを提供する方法に大きな変化をもたらします」と、Eurobank のChief Enterprise Architectである Harry Mavrakis 氏は述べています。
IBM Wazi aaS は、z/OS システムへのセルフサービス・アクセスを可能にし、開発およびテスト・サイクルの短縮を可能にします。さらに、継続的デリバリーのための安全なツールチェーンを統合して、開発者の生産性を向上させることができます。コード開発とテスト効率が向上することで、市場投入までの時間を短縮することができます。
IBM Cloudで6分以内に開始
目的にあったz/OSの開発およびテスト用の仮想サーバーを6分以内に起動できるようになりました[1]。プリインストールされたストック・イメージを使用する、もしくは、オンプレ・システムからコンポーネントを抽出し、IBM Cloud の Virtual Private Cloud 環境で IBM Wazi Image Builder を使用して仮想サーバー上に、カスタム・イメージをデプロイすることが可能です。この環境は、IBM Cloud上で動作し、論理的に分離された安全性の高いプライベート空間であり、これによりリソースへのアクセスに伴う待ち時間を解消することができます。
最大15倍高速に動作するIBM zSystemsで継続的なテストを可能に
通常よりも前倒しで継続的なテスト・プロセスを提供し、開発サイクルにリアルタイムのフィードバックを取り入れることが可能になります。分離された開発環境とDevSecOpsテスト・ツールの組み合わせにより、開発者は開発ライフサイクルのかなり早い段階から、z/OS開発・テスト仮想サーバー上でテストを開始することができます。実際のzSystemsハードウェア上で動作する仮想サーバーは、同等のx86製品向けオファリングと比べて最大で15倍のパフォーマンスを提供します[2]。この仮想サーバーを利用することで、ソフトウェアのリリース・サイクルを加速し、ソフトウェアの品質を向上させることができます。
IBM Cloud上の継続的デリバリーで開発者の生産性を向上
開発者は、IBM Cloud Continuous Delivery を使用して、エンタープライズ対応の DevSecOps を試すことができます。このサービスでは、IBM、サードパーティー、およびオープンソースのツールを使用して、カスタマイズ共有可能なテンプレートを活用し、統合されたセキュア・ツールチェーンをプロビジョニングできます。GitLab Community Edition 上に構築された Git リポジトリと課題追跡を利用して、デリバリー・パイプラインのさらなる自動化、ソースコードの管理、作業の追跡を行うことができます。これにより、開発者の参入障壁を減らし、開発効率を向上させる可能性が開けます。
IBM Wazi aaSは、両方の良いところを組み合わせたサービスです。企業は、IBM zSystemsの価値を最大限に実現し、DevOpsベースの開発のための初期開発とテストにIBM Cloudの俊敏性を活用し、z/OSアプリケーションのソフトウェア開発ライフサイクル・プロセスに変革をもたらすことができます。
詳細はこちら
- IBM Wazi as a Serviceのページを見る
- IBM Wazi as a Serviceのデモを見る
- IBM Wazi as a Serviceの技術情報を読む
[1]z/OS 2.4 ストック・イメージと mz2o-2×16 VSI プロファイルによる実験的な IBM Cloud z/OS 仮想サーバー・インスタンス (VSI) の作成は平均 1 分、ユーザーのログイン準備 (SSH) は 5.5 分で完了しています。免責事項:測定は、実験的バージョンの z/OS 2.4 ストック・イメージと mz2o-2×16 VSI プロファイルを使用して、2 つの異なる IBM Cloud 本番サイトで行われました。測定は、リンク先の例に基づいてAnsibleによる自動化で行いました。結果は異なる場合があります。
[2]比較対象の IBM Cloud x86 VSI 上で実行されている IBM Z Development and Test (ZD&T) EE V13.3 よりも、実験的な IBM Cloud z/OS Virtual Server Instance (VSI) 上ではアプリケーションのコンパイルが速く、Java アプリケーションでは約 15 倍、C アプリケーションでは約 12 倍、COBOL/FORTRAN アプリケーションでは約 8 倍のバッチ・コンパイルが高速化されました。免責事項:パフォーマンス結果は、プロファイル mz2o-2×16 を備えた実験的な IBM Cloud z/OS V2R4 Virtual Server Instance (VSI) でアプリケーション・コンパイルを実行する IBM 内部テストと、プロファイル mx2-2×16 を備えた IBM Cloud x86 VSI で実行する IBM ZD&T EE V13.3 で判断しています。IBM ZD&Tは、Cascade Lake Intel Xeon Platinum CPU @ 2.4GHzを搭載したx86 Production VSI上のUbuntu 20.4で実行されました。z/OS VSIとZD&Tの両方は、2つのvCPU、16GBメモリ、および10 IOPS/GBの1 TBブロックストレージで構成されました。SMFレコードを処理するJavaアプリケーション、IBM Zハードウェア診断データを処理するCアプリケーション、ファイル上のレコードを作成・更新するCOBOLアプリケーション、FORTRAN統計アプリケーションをコンパイルしました。結果は異なる場合があります。
*本記事は、Introducing IBM Wazi as a Service to Accelerate Innovation with IBM z/OS Dev and Test(著者: Alan Peacock, General Manager, IBM Cloud Delivery & Operations)の抄訳です。
*IBM の将来の方向性と意図に関する記述は、予告なしに変更される可能性があり、目標や目的を表すものにすぎません。
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