IBM Consulting
データドリブン経営ソリューション
2021年09月30日
カテゴリー IBM Consulting | データ活用とAI技術の実用化
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データドリブン経営の必要性
旧来の情報システムでは、事業規模拡大に伴うシステムのビルディング・ブロックの結果、事業別にマスタ・トランザクションを管理する事となり、一元的なデータ管理ができていない企業が多く見受けられます。また、データを業務部門で利活用できる状態にするには多くの時間を要し、それは夜間バッチ連携によるリードタイムの長さや、データ管理部署によるデータ加工作業時間などが起因しています。小売業のお客様における業績管理と施策立案はウィークリーで行われおり、スピード経営を実践するにために、データの鮮度と提供時間は大きな障壁となっています。
さらに、小売業における情報分析は、POSデータを中心とした過去データによる分析が中心であり、プレディクティブなアクションが打ちにくい傾向にあります。部門別、カテゴリー別などの階層別集計が従来の主な指標となりますが、見る側である営業部門のスキルレベル、例えば、数多くの経験を積まれたレジェンド店長か、そうではない一般店長かによって、データの読み解き及びその後のアクションに大きな差が出てしまいます。これはレジェンド店長が感と経験に基づきデータを解釈しているためであり、レジェンドの感と経験を数値化し一般店長によるアクションの再現性が今後重要となってきます。
IBMが考えるデータドリブン経営ソリューションの取り組み事例を紹介します。
IBM リファレンス・アーキテクチャー
データ基盤に関するIBMのリファレンス・アーキテクチャーは、旧来のデータウェアハウスとBIに加えて、リアルタイム・インジェクション、データレイク、データサイエンスなど網羅的なものであり、ビッグデータ活用する上で必要となる各種機能要件を実現するための弊社が持つサービス・アセットになります。
従来のデータウェアハウスの概念を包含しつつ、ビッグデータを取り扱う拡張性、アジャイル・アプローチによるスモール・スタートの実現、クラウドプラットフォームを活用した低コストでの実現の特徴をもっています。IBMで実績のあるリファレンス・アーキテクチャを参考に、お客様の想定機能をマッピングし、将来データ戦略に合わせたデータ基盤アーキテクチャーをテーラーメイドで構成すると共に、必要な製品選定の支援をさせて頂きます。
経営価値を最大化する為のデータ戦略の知見
経営判断のスピード向上には、「経営と現場」「本部と現場」「機能の横同士」をKPIでつなぎ、共通の言葉で話せる事が非常に重要です。
IBMがもつリファレンスKPIモデルをベースにROEを要素分解し、それぞれの要素に対して、ビジネス価値を向上するユースケースを検討します。これにより、抜け漏れなく全体感を持って、KPIの検討を行うことができるようになります。
データドリブン経営に関するご相談をお待ちしております。
古谷 太一
日本アイ・ビー・エム株式会社
IBMコンサルティング事業本部
製造・流通・統括サービス事業部
コンシューマー・セールス
クライアント・セールス・コンサルタント
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