Db2
IBM Db2がAmazon RDSで利用可能になりました
2024年01月31日
カテゴリー Db2 | Hybrid Data Management | IBM Data and AI
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IBM® Db2® はルネサンスを迎えています。私たちは、お客様や ビジネスパートナー様とお話しする中で、活気に満ちていることを実感しています。そしてそれは数字にも表れています。四半期を追うごとに、Db2 は収益を伸ばし、市場シェアを拡大し続けています。Db2 は、ミッション・クリティカルなアプリケーションやワークロードの実行において、これまで以上にお客様から信頼されています。これらのアプリケーションは世界経済を動かしています。金融サービス、製造業、サプライチェーン、小売業、ヘルスケアなど、Db2 は毎日何兆件ものトランザクションを迅速、安全、正確に処理するために深く関与し、直接的にそれを保証しています。これは非常に大きな責任であり、IBM では非常に真剣に取り組んでいます。
昨年、私たちはAWSとの大規模な 戦略的協業に関する合意を発表し、エンタープライズ・ソフトウェアのリーディング・ベンダーであるIBMと、クラウド・サービスのリーディング・プロバイダーであるAWSを結びつけました。私たちは、AWS 上でアプリケーションやワークロードを最新化するお客様に、共同で設計したソリューションを提供してきました。しかし、Db2 のお客様の AWS への移行は、必ずしも順調ではありませんでした。Db2 データベースのお客様は、インフラとクラウドのデプロイメントを自社で管理する必要があり、イノベーションの可能性が大きく制限されていました。データベース管理者(DBA)がデータベースのプロビジョニング、スケーリング、ビジネス継続性、他のサービスとの統合を管理する場合、彼らには他のことに割く時間がほとんどありません。このような問題を回避するために、企業はクラウドに移行します。
本日、私たちはこの問題を解決するために大きく前進します。私たちは、AWSのパートナーや社員の皆様と協力し、Amazon RDS 上でフルマネージ・ドサービスとして IBM Db2 をすぐに利用できることを自信を持って発表します。Amazon RDS for Db2 を利用することで、お客様はミッション・クリティカルなデータベースを安心して導入することができます。
Db2のクラウドへのマイグレーションを高速化するメリット
新しい Amazon RDS for Db2 は、お客様が既存のセルフマネージド Db2 データベースをクラウドに移行し、戦略的な最新のアーキテクチャへの移行を加速することを可能にします。お客様には以下のメリットがあります:
- 面倒な管理作業に費やす時間を削減します:Amazon RDS for Db2 は、プロビジョニング、バックアップ/リストア、ソフトウェアのパッチ適用など、時間のかかる反復的な管理タスクを自動化することで、DBA は最大 60% 多くのデータベースを管理できるようになり、アプリケーションのモダナイゼーションやクエリの最適化など、より付加価値の高い作業に専念できるようになります。
- セキュアで可用性の高いデプロイメントを保証します:Db2 データベースエンジンのデプロイは、ビジネスにおいて最も機密性の高いデー タを確実に保管し、HIPAA、FedRAMP などのコンプライアンス・プログラムをサポートするため、非常にセキュアです。自動化された Amazon RDS のマルチ可用性ゾーン・レプリケーションは、 常時稼働を保証し、障害による影響を最小限に抑えます。
- AWSおよびIBMツールとのネイティブな統合:このオファリングは、Amazon Key Management System、Amazon Identity Access Management、Amazon CloudWatch、AWS Database Migration Service、Amazon S3などの主要なAWSサービスや、IBM® Db2® Warehouse、IBM® watsonx.data™ データ・ストアなどのAWS上で稼働するIBMのData & AIのSaaSと統合されており、データ、アナリティクス、AIのフルスタック機能をビジネスに提供します。
- 使用した分だけを支払う料金体系を採用:従量課金制を採用し、Db2 の既存お客様にライセンス持込オプションを提供します。
- 移行のしやすさ:オンプレミスの Db2 をお使いのお客様は、スキーマの変換や既存のアプリケーションへの影響は最小限で、シームレスに移行することができます。既存の Db2 データベースで使い慣れたコード、機能、ツールを使用して導入することができます。オンプレミスまたはクラウドのセルフマネージド・モデルで IBM Db2 を運用しているお客様は、フルマネージド・オファリングに移行することで、イノベーションと新たなビジネス価値の創出に時間を割くことができます。
Amazon RDS for Db2を強化する協業体制
IBM と Amazon は、Amazon RDS for Db2 サービスにおいて緊密に協力し、エンジニアリングと製品開発における専門知識を結集して、最高のエクスペリエンスを実現しています。IBM Db2 11.5.9は、このサービスと共にリリースされ、Amazon RDS上で利用可能な最初のバージョンです。この最新バージョンの Db2 には、AWS ネイティブ・サービスの使用、Amazon S3 へのバックアップ/リストアのパフォーマンス向上の実装、IBM と AWS の標準に厳格に準拠したセキュリティ拡張の適用など、Amazon RDS 固有の機能拡張がいくつか含まれています。さらに、IBMとAmazonは共同で移行ツールを開発し、オンプレミスからAmazon RDSへのスムーズな移行を実現しています。私たちは、このプラットフォームを協業で強化するために、数年間にわたるコミットメントを行いました。
すべてのアプリケーションは、Amazon RDS for Db2と通信するために標準のDb2ドライバを簡単に使用できます。IBMは、IBM Cognos、IBM Sterling Order Management、IBM OpenPagesなど、マネージドサービスで動作する一連の製品を認証しており、さらに近日中に追加される予定です。IBMとAWSは、これらの製品でAmazon RDS for Db2を実装するお客様を支援する技術ブログで協力しています。新しいAmazon Machine Imagesは、AWS Marketplaceを通じてIBM製品とツールの迅速なデプロイをサポートするために計画されています。私たちのパートナーシップが成長し続けるにつれて、これらの取り組みは、より大規模なアプリケーションインフラにおけるAmazon RDS for Db2の適用や 発展を加速させるでしょう。
Amazon RDS for Db2 の提供開始により、IBM は商用データベースの全ポートフォリオを AWS 上でフルマネージド SaaS として利用できるようにし、重要なマイルストーンに到達しました。これにより、お客様はクラウドの経済性とスケールを十分に活用しながら、最高のデータ管理機能を利用することができます。これらの製品には、フルマネージドのクラウド・データウェアハウスであるIBM Db2 WarehouseとIBM® Netezza®、AI向けに設計されたフルマネージドのレイクハウス・ソリューションであるIBM watsonx.dataが含まれます。これらの製品はすべて、AWS Marketplaceですでに利用可能です。
Miran Badzak
Program Director, IBM Databases
Ned Whelan
Product Manager, Db2
この記事は英語版ブログ「IBM Db2 is now available on Amazon RDS」(2023年11月28日公開)を翻訳したものです。
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