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IBM Cloud 大阪リージョン始動

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IBM Cloudをご利用いただいているお客さま、ご検討中のお客さまに朗報です!

 

IBM Cloud は東京リージョンに続き、国内で2番目のマルチ・ゾーン・リージョン(MZR)として大阪リージョンを開設しました

日本IBMは、本日、米国テキサス州ダラス、ワシントンD.C.、ドイツ フランクフルト、英国ロンドン、オーストラリアシドニー、東京に続きグローバルで7番目のリージョンとして、大阪リージョンを開設しサービスの提供を開始いたしました。

西日本のお客さまは、ネットワークの遅延を考慮し、大阪リージョンを本番サイトとしてお使いいただけます。また金融業界や官公庁のお客さまを中心に、国内にディザスタリカバリー(DR/災害復旧)の要望を多数お受けしておりましたが、東京リージョンと大阪リージョンを本番サイト、DRサイトとして構成いただくことも可能となります。

東京と同じく 3つのゾーンで構成された「マルチ・ゾーン・リージョン(MZR)」

大阪リージョンは、東京リージョンなど他の6つのリージョンと同様マルチ・ゾーン・リージョン(MZR)としてのサービス提供します。

IBM Cloud では、1 つの障害が 1 つのゾーンにしか影響を与えないことを保証するために、1 つのMZR は、互いに独立した 3 つ以上のゾーンで構成されます。それぞれのゾーンは独立した電気系統、機器、ネットワーク機器で構成され、他のゾーンと共有しません。また各ゾーンは、低遅延 (2 ミリ秒以下) 、広帯域 (1 Tbps以上) の接続を使用して結ばれています

MZR は、ゾーン間の相互接続速度が高速であり低遅延であること、異なるゾーンをまたがっても整合性のあるクラウド・サービスが利用でき、高い可用性と品質、回復力に優れています。

IBM Cloudをお使いのお客さまは、複数のゾーンにアプリケーションを配置して運用することで重要なシステムを安心して稼働させることができます。
大阪リージョンは  シングルデータセンター(1つのデータセンター)の中に、3つのゾーンに別れたマルチゾーンリージョンを構成します。

参考:  東京リージョンと大阪リージョンの アベイラビリティ・ゾーンについて

 

世界中のIBM Cloud のデータセンターを結ぶ高速・高品質なネットワークを無料で使えます

プレスリリースでも強調されている、東京と大阪のリージョン同士の通信はもちろん、世界中のIBM Cloudのデータセンター間の通信費が無料であることは、お客さまにとって大きなメリットです。

東京リージョン、米国ダラスリージョン、シンガポールのデータセンターなどを利用されている、山田製作所 様(本社・群馬県伊勢崎市)は、同社の海外拠点であるタイ、中国、米国とのデータ転送を大幅に改善。高速で安定した通信網を低コストかつ短期間で構築されています。

日経XTECH ACTIVE 掲載紹介記事(IBM外のWebサイトへ)

 

 

ベアメタル・サーバー、仮想サーバーなどIaaS系のサービスから始まり、サービスを順次拡張します

大阪リージョンでは、第2世代(Gen2)となるクラウド・アーキテクチャーを採用した仮想サーバー、ベアメタル・サーバー(物理サーバー) など IaaS系のサービスを本日から提供開始します。その後、VMware Solutions on IBM Cloud、IBM Cloud Object Storage、IBM Power Systems Virtual Server (AIX, IBM i対応) 、Virtual Private Cloud(VPC)を展開、2021年第一四半期にはIBM Kubernetes Service、 Red Hat OpenShift のマネージドサービス、IBM Cloud SatelliteなどPaaS系のサービスを、第二四半期に、Watson 系のサービスを展開してまいります。

 


投稿:IBM Cloud Blog Japan 編集部

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