IBM Cloud News
VMware on IBM Cloud、新しいマネージド・ソリューションの提供を開始
2020年03月03日
カテゴリー IBM Cloud News | IBM Cloud アップデート情報
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これは、2020年2月26日にUSで公開されたブログの翻訳記事です。
IBMは2020年2月26日、IBM Cloud for VMware Solutions Shared(IC4V Shared)の一般提供開始を発表しました
IBMの既存のVMware on IBM Cloudソリューションでは、お客様が専用のシングル・テナント・インフラストラクチャーでハイパーバイザーに完全にアクセスできる究極の管理コントロールを提供していますが、お客様の中には管理をサービス・プロバイダーに委託することを希望される方もいらっしゃいました。
そこでVMware on IBM Clouodソリューションは、VMware vCloud Directorを利用するIBM Cloud for VMware Solutions Shared(IC4V Shared)を新たに一般提供開始いたします。これにより、マルチテナント・インフラストラクチャーを活用して、ハイパーバイザーの管理を委託し、コスト節減のソリューションをお求めのお客様にさらなる選択肢を提供いたします。
クラウドへのコスト効率の高い、セルフサービスでの移行を実現
IC4V Sharedによって、お客様のデータセンターを究極の容量、柔軟性、スケーラビリティーを備えたクラウドに拡張できます。クラウドへの移行を始める目的が、開発・テスト環境の構築でも、災害復旧サイトの確保でも、あるいは完全なエンタープライズ級のハイブリッド・クラウドへの転換でも、IC4V Sharedは、クラウドへのコスト効率の高い、セルフサービスでの移行を数分で実現できるように設計されています。
インフラストラクチャーはハイパーバイザーに至るまでIBM Cloudによって管理されるので、お客様はパッチの適用やアップグレード、モニターといった作業を気にする必要がなくなり、イノベーションの実現に集中できるようになります。またIV4V Sharedを利用すれば、VMwareの既存のリソース、スキル、運用ツールも活かせます。
この新しいソリューションは、お客様に以下のような価値を提供するように設計されています。
- 容量、柔軟性、スケーラビリティー:従量課金制により、その時々のニーズに合わせて容量を素早く増加、削減できるため、不要な容量を最小限に抑えてコストを節減できます。
- コスト効率の高い災害復旧:必要な容量の変動に応じて仮想マシン(VM)を短時間使用するクラウド上の災害復旧(DR)サイトを利用できる、コスト効率の高いデプロイメント・オプションを提供します。
- 安価な初期コスト:クラウドへの移行を開始されるお客様は、1vCPU、1 GBのRAMから始めて、準備ができ次第必要な規模にまで拡大できます。
- ITコストの削減と運用作業の委託:IC4V SharedはIBMによって管理されるため、お客様はパッチの適用やアップグレード、モニターといった運用作業を行う必要がなくなります。
- セルフサービス:ユーザーに優しいインターフェースで、利用を開始するその日から高い生産性を発揮できます。
使用モデル
IBM Cloud VMware Solutions Shared(IC4V Shared)は、「オンデマンド(On Demand)」と「予約済み(Reserved)」の2つの使用モデルで提供されます。
「オンデマンド」モデルでは、お客様は時間単位の料金モデルで実際に使用されるコンピューティング能力の分だけお支払いいただきます。
一方、「予約済み」モデルでは、必要なときに容量を確実に利用できるようにするために事前にコンピューティング能力を「予約」することができます。「予約済み」モデルでは月単位の請求オプションを選択し、将来的により長期の請求オプションをご利用いただくこともできます。ストレージやネットワーク通信といったその他のリソースについては実際の使用に基づいて請求されるため、ワークロードが動的な場合にさらなるコスト節減効果が期待できます。
コスト効率の高いバックアップと災害復旧を実現するネイティブなVeeamの統合
VeeamがIBM Cloud for VMware Solutions Sharedからワン・クリックでデプロイできるようになりました。
IBM CloudによりVeeamバックアップ・サーバーが管理されており、Veeamがデフォルトで利用可能です。Veeam Cloud Connect Replicationはオフサイト・レプリケーションにご利用いただくこともでき、VM単位の料金設定、柔軟性の高い目標復旧ポイント(RPO)および目標復旧時間(RTO)のオプション、エンドツーエンドの暗号化、段階的かつセキュアなリストア機能が用意されています。
IBM Cloud for VMware Solutions Sharedは現在米国でご利用いただけます。6月には欧州にも展開する予定です。
3ステップで始めるIBM Cloud for VMware Solutions Shared
著者:
ラジーブ・サクセナ(Rajeev Saxena)
VMware Solutionsプログラム・ディレクター、OM
デール・ホフマン(Dale Hoffman)
VMware Offering Solutions担当ディレクター
原文:https://www.ibm.com/cloud/blog/announcements/ibm-cloud-for-vmware-solutions-shared-ga
投稿:IBM Cloud Blog Japan 編集部
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