IBM Cloudはデータベース・サービスを拡充していきます

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この投稿は、2020年6月23日に、米国 IBM Cloud Announcement に掲載されたブログ（英語）の抄訳です。

IBM Cloud上でDataStax Enterprise、EDB、MongoDB Enterprise Serverを利用できるようになります。

オープンソース・テクノロジーがIT業界全体に浸透し、目的に合ったデータベースでアプリケーションを最適化する必要性がますます高まっている中、IBMがオープンソース・データベースの数々をお客様に提供することは、長年にわたるクラウド・データベース戦略の一環として行われてきました。

また、過去10年間、IBMはオープンソース・データベース市場の進化に参加し推進してきただけでなく（今年はIBMがSQLリレーショナル・モデルを最初に提案してから50周年（英語）を迎えます）、多くのベンダーが、データベース市場のこれらのトレンドを踏まえてビジネス・モデルを策定し進化させてきたことを認識してきました。

IBM Cloudのデータベース戦略

オープンソースコミュニティとそれを支えるベンダーの間にあるのはお客様であり、お客様が使いたいと思う最高のデータベース技術を提供することが私たちの使命です。お客様のことを第一に考えた上で、オープンソース・コミュニティへの貢献と、プロジェクトを支援するベンダーへのサポートとのバランスを取りながら、サービスを提供していきます。

先日、Apache CouchDBをベースにした次世代のCloudant DBaaSであるCloudant on Transaction Engineを発表しました。

これに加え、IBMは新たに3社とパートナーシップを結び、IBM Cloud上で利用可能なデータベースを充実させていきます。

新たなパートナーシップ

今後数ヶ月の間に、以下のサービスをIBM Cloud上から利用できるようになります。

• DataStax Enterprise：Apache Cassandraをベースにして運用上の信頼性を拡張し、パフォーマンスを向上させます。グラフや検索を中心とした追加機能も提供します。
• EDB：PostgreSQLをベースにしてエンタープライズ管理ツールやセキュリティ、Oracleとの互換性サポート、マルチ・マスター・レプリケーション、スキーマ移行と互換性分析の機能を提供します。
  （訳注：2020年7月6日にGAされました。データモダナイゼーションを加速するIBM Cloud Databases for EnterpriseDB）
• MongoDB Enterprise Server：堅牢な運用ツール、自動フィールドレベル暗号化、包括的な監査、高度な分析機能を提供します。

また、IBM Cloud上でサービスを提供するにあたり、以下の機能を提供します。

• サービスはIBM Cloud上で稼働し、IBM担当者のみが管理します。
• IBM Cloudカタログから利用でき、6つのマルチゾーン・リージョンと多数のシングルゾーン地域のすべてにデプロイが可能
• IBM Cloudの99.99% SLAに裏打ちされたマルチゾーン・リージョンのデフォルトの高可用性
• オンデマンドリストア機能を備えたクロスリージョナルのオブジェクトストレージへの自動バックアップ
• Key Protect、 Log Analysis with LogDNA、Activity Tracker with LogDNA、Cloud Monitoring with Sysdig との統合
• シームレスなスケール、コンピュートとストレージの独立した割り当て、オートスケール機能
• IBM のご利用条件での利用と、IBM ポータルを介したサポートの提供。

これらのオファリングをどのように構築し、実行しているのか、他の多くのDatabase-as-a-Serviceのオファリングと合わせてご興味のある方は、”Building Cloud-Scale DBaaS with Kubernetes Operators（英語） “をご覧ください。

翻訳：IBM Cloud Blog Japan 編集部