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IBMとServiceNow:新しいパートナーシップのもつ意味とは
2020年10月29日
カテゴリー IBM Cloud Blog | IBM Cloud News | IBM Consulting
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この投稿は、2020年10月15日に、米国 IBM Cloud Blog に掲載されたブログ(英語)の抄訳です。
IBMとServiceNowの新しい統合ソリューション
IBM とServiceNowは、最近、お客様のITプロセスのモダナイゼーションにフォーカスした新しいパートナーシップを発表しました。 IBM Watson AIOps と ServiceNowの IT Service Management (ITSM) ならびに IT Operations Management (ITOM-Visibility) を統合ソリューションとして、IBM Servicesの企業変革の専門家によるサポートを提供するとともに、データやワークフローは、ServiceNow の Nowプラットフォーム上でIBM Watsonの最先端のAI機能を活用します。特許出願中のWatson AIをServiceNowのインシデントに適用することにより、お客様は自動化機能を活用してメンテナンスに費やす時間を削減するとともに、最終的に発生するインシデントを削減することができます。
AIOpsへのジャーニー
IBMは、ServiceNowを活用したWatson AIOpsの素晴らしい体験をご提供するために、ServiceNowと協業できることを光栄に思っています。この統合ソリューションにより、IT部門はITインシデントの状況をより迅速かつ正確に理解することができます:
- IT 部門は、さまざまなデータがサイロ化されているため、インシデントに関して迅速かつ確実に対応することが困難でした。
- IBMとServiceNowによる統合ソリューションは、それまでIT管理者が手作業で数時間かけて実施してきたような洞察や推奨事項を、Watson AIOpsがインシデントからのデータをもとに自動生成します。
- さらにServiceNowは、正確にシステムダウンを把握します。こうしたAIによって生成された洞察と推奨事項は、ServiceNowの強力なビジネスモデルやツールに利用できます。
この統合ソリューションにより、IT部門は使い慣れたITプロセスにAIを採用でき、運用に費やす時間を大幅に削減しながら、一層大きな成果をあげることができます。 IBM Services は、お客様がAIOpsとServiceNowを採用して、変革を加速し価値を獲得するのを支援します。
次のステップ
このパートナーシップに基づき、IBMは、IT部門内でAIを適用し、信頼できるパートナーとしてITの存在感を高めるために取り組むデータサイエンティストチーム “AIOps Eliteチーム” を設立しました。最初の利用例として、IT部門がAIと自動化を適用して、インシデントの修正と削減に取り組む例があります。AIOps Elite チームは、IT部門と協力して、信頼性と透明性を備えたAIを段階的に活用し、ITによる最新のデジタル運用管理を加速します。こうした基本的なスキルは、Watson AIOpsの機能とあわせ、AIOpsの採用によって、俊敏性、リスクの低減、コスト削減が実現でき、非常に効果的なソリューションとしてご提供されています。
いかがでしたでしょうか。IBM とServiceNowのパートナーシップの拡大と、AIOpsを検討している企業や組織がどのように次のステップに進んでいるかについて、詳しくは、ニュースリリース (日本語版) をご確認ください。
翻訳:IBM Cloud Blog Japan 編集部
*このブログは、2020/10/14に発行された”IBM and Service Now: New Partnership and What It Means”(英語)の抄訳です。
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