IBM クラウド・ビジョン
リモートITデリバリーPlaybook(2):相手に見えない仕事の中身、自ら「見せる化」しよう
2021年07月07日
カテゴリー IBM クラウド・ビジョン | IT部門向け | クラウド・アプリ構築 | クラウド管理
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「リモートITデリバリーPlaybook(以下、 Playbook)」は、日本の環境に合わせてバーチャル・コラボレーションを実現するためのヒント集です。リモート開発・運用を実現する「IBM Dynamic Delivery」の主な手段のうち、非対面のサービス提供(Contactless Delivery)を補完します。
*Playbookは、記事中のリンクから無料でダウンロードできます。
岡田 愛
日本アイ・ビー・エム株式会社
グローバル・ビジネス・サービス事業本部
プロジェクト品質技術推進
テクニカル・スペシャリスト
システム開発プロジェクトにおける、プロジェクトマネジメント・ツール、開発支援ツールの適用推進に従事。2010年よりコラボレーション・ツールを活用したワーキング・マザーのネットワーキング・コミュニティー (*1)を主宰。グループ会社横断で500名以上が参加し、活発な情報共有と交流を実現。
(*1)ワーキング・マザーのネットワーキング・コミュニティー・・・実際の運営は社内SNSツールやSlackを用いて日本語で運営しています。IBMグローバルでもその活動が紹介されました(紹介記事はこちら(英語))。
大那 美久(ダイナ ミク)
某IT企業に勤める新人 ITデベロッパー
入社1年目/独身・一人暮らし
入社以来、研修もずっとオンラインで、初のお客様先もリモートワーク。わからいことが多く、不安を感じている。
出利葉 理(デリバ オサム)
某IT企業に勤める中堅 ITデベロッパー
入社7年目/既婚・1児の父
大手生命保険会社の大規模なシステムリニューアルプロジェクトに参加。リモートで開発を担当することになった。
この連載では、リモートワークを快適にするきっかけを掴んでいただくためのPlaybookについて、そのエッセンスをシリーズで紹介しています。
第2回でも、初回に引き続きお悩み相談者代表として、新入社員の大那 美久(ダイナ ミク)さんと、プロジェクトに着任したばかりの入社7年目、出利葉 理(デリバ オサム)さんが登場。
今回のテーマは「相手に見えない仕事の中身、自ら「見せる化」しよう」です。
さっそくチームの朝会をのぞいてみましょう。
このチームは、報告用のエクセルWBS(Work Breakdown Structureの略:作業分解構成図)に加え、より細かい粒度の数時間単位の作業をオンラインのタスクボードで管理しています。
「大那さん、このタスクは今週中に終わりますか? 」
「はい・・・終わる、と思います 」
「なんだかあまり自信がない様子ですね。いま止まってしまっていることや、進めるにあたり障害になっていることを知りたいので、オンラインのタスクボードに、自分が抱えている作業を入力しておいてくださいね。」
「わかりました! 」
「出利葉さん、ちょっとお客様から頼まれたことがあって、急で申し訳ないけど資料作成手伝ってもらえますか? 」
「はい、わかりました。タスクボードに作業を追加して優先度を上げて対応しますね。 」
対面だと普段の会話や、ふと目に入る様子から、メンバーが今何をやっていて、どの辺に困っているかわかることがありますが、リモートだとそうはいきません。個人の細かい作業の積み重ねがWBSの進捗、プロジェクトの進捗につながります。作業を抱え込むとプロジェクトが進捗に影響を与えることはもちろんですが、そのことをプレッシャーに感じて、メンバーのモチベーションや体調が崩れてしまうことも避けなければなりません。
- アサインされたタスクを詳細化して「見せる化」する心構え
- ツールの活用
Playbookには「見せる化」に使える具体的なツールの紹介や心構えについてまとめていますので、是非ご覧ください!
「それでは次のお悩みです。大那さんと出利葉さんの独り言をのぞいてみましょう。」
リモートワークって、一日中ずっと仕事に追われている感じが・・そんなお悩みを抱える方も多いと思います。特にリモート環境においては、オン/オフの切り替えは、意識的に導入しないとずるずると時間が過ぎて行きがちです。通勤時間が不要になる、時間の融通が利くなど、テレワークならではのメリットを生かしつつ、快適に働きたいものですね。
- リモートでの自分の状況(ステータス)の見せ方
- 頭と体の切り替えのコツ
Playbookでは、チームメンバーがお互いの状況に配慮して、気持ちよく新しい働き方をするためのヒントや、オン/オフ切り替え方のコツなどを紹介しています。是非ご覧ください!
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