Hybrid Data Management

IBM CloudのDb2 Warehouse FlexがAmazon Web Servicesで利用可能に

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昨年、IBM Cloudのデータウェアハウジングでは革命が起こりました (英語)。Db2 Warehouse Flexのリリースです。これは第2世代のフルマネージドのクラウド・データウェアハウス・サービスで、お客様はストレージと計算能力をそれぞれ独立して拡張できます。このサービスは、初めからクラウド・ブロックで構築されており、コンテナー管理用のKubernetes、ユーザー・データ用の高性能ブロック・ストレージ、計算用の高性能ベアメタル・サーバーで構成されています。

お客様の反応は私たちの想像をはるかに超えていました。ここ6カ月だけでデータウェアハウスのデプロイ件数は3桁台後半の増加、アクティブ使用件数は2桁の増加、管理対象データの量は3桁台後半の増加となりました。つまり、お客様はクラウド・データウェアハウスに大量のデータを配置しているだけでなく、ビジネスで大きなプラス効果を得ているということです。もっと大胆に言うと、お客様はIBMが大好きなのです。

本日、クラウド・データウェアハウジングに対するIBMのアプローチの戦略的発展を発表します。Db2 Warehouse FlexをAmazon Web Services上に、フルマネージドのスケーラブルかつ弾力的なクラウド・データウェアハウスとしてお届けします。ここまで、数十年間に及ぶデータウェアハウジングにおけるIBMの経験と広大なIPポートフォリオを大手パブリック・クラウド・プロバイダーに取り込んできました。まさに負けなしコンビです。

Rob Thomas(IBM Data and AI、ゼネラル・マネージャー)は次のように語ります。

「お客様がすべてです。常にお客様のために考えてきました。今回のフルマネージドのスケーラブルなクラウド・データウェアハウスとしてのDb2 Warehouse Flex on AWSのリリースにより、クラウド・ベンダーによるロックインのストレスが取り除かれます。データ・アーキテクチャーが何であろうと、データをどこに配置しようと、IBMがニーズに対応します。」

IBMが市場に提供するものは次のとおりです。

  • 2つのFlexモデル—FlexとFlex Performance:Flexは、費用対効果に優れたデータ・データウェアハウジング、開発/テスト環境、アクセス頻度の低いデータ・セットに理想的です。Flex Performanceは、ご想像のとおり、高性能な実動ワークロードに利用できます。
  • ストレージと計算容量の独立したスケーリング:計算容量のスケーリング(最大576コアまたは1,152 vCPU)とストレージ拡張(圧縮を含まずに最大144TB)が可能です。スライダー・バーやAPI 呼び出しを使用して、さらに多くのストレージと計算容量を利用できます。
  • セルフサービスのバックアップとリストア:最大7つのスナップショット・バックアップが保持され、オプションでAWS S3に無制限にバックアップできます。リストアはボタンをクリックするだけで実行できます。
  • 高速リカバリーのHA:計算ノード(EC2インスタンス)はすべてAWS Elastic Kubernetes Serviceで管理されます。計算ノードに問題が起こるとすぐに新しい正常なノードがアクティブ化されるため、素早く稼働状態に戻すことができます。すべては完全に自動化されています。
  • AWSプラットフォームのデプロイメント:データウェアハウスはAWSでネイティブに稼働し、AWSビルディング・ブロックを活用します。計算用のEC2、コンテナー管理用のEKS、ストレージ用のEBS、データレイクとデータのロード/アンロード用のS3、ロギング用のCloudWatchなどを活用しています。デプロイメントは最初に北アメリカで展開され、世界中のその他の地域でも順次展開される予定です。

 


この記事は米国時間2019年3月27日に発表された記事 (英語)の抄訳です。

本発表内容は@IT(「データベースを超える機能」:IBM、2019年3月末にAWS上でフルマネージドDb2を提供開始へ )など、メディア各社にもとりあげられました。 お問い合わせはこちら

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