アナリティクス
Db2 11.1.4.4 公開のお知らせ
記事をシェアする:
Db2 11.1.4.4が公開されました
2018年12月にDb2バージョン11.1 Mod 4 Fix Pack 4 が公開されました。
今回のモディフィケーション/フィックスパックは、新機能および障害の修正が含まれています。
障害の未然防止と新機能の活用のためにご利用をご検討ください。
-
ダウンロードサイト:
Download DB2 Fix Packs by version for DB2 for Linux, UNIX and Windows
- Db2 Version 11.1 Mod 4 Fix Pack 4 for Linux, UNIX, and Windows
より、
(解説:日本IBM クラウド事業本部 アナリティクス 第一テクニカル・セールス 平野真弓)
Db2バージョン11からの製品シグニチャーの変更について
Db2 11.1.1.1 より、Db2 for LUW製品のレベルは、バージョン番号、リリース番号、フィックスパック番号で識別されるのではなく、モディフィケーション番号を含んだ以下の形式で識別されるようになりました。
Db2のシグニチャー(識別番号)の形式: VV.RR.MM.FF
- VV はバージョン番号
- RR はリリース番号
- MM はモディフィケーション番号
- FF はフィックスパック番号
モディフィケーション番号は、新機能が含まれているかどうかを示します。
フィックスパック番号は、障害の修正を示します。
今回、バージョン11、 リリース1、モディフィケーション4、フィックスパック4であり、11.1.4.4と表記され、新機能と、障害修正の両方を含みます。
MOD 4 Fix Pack 4 の機能拡張
Db2 11.1.4.4には、幅広いエリアで多くの新機能が追加されています。主な新機能には以下のようなものがあります。
・パフォーマンスの向上
・Db2 pureScale機能強化
Extent reclaimサポートにより、ALTER TABLESPACE ・・REDUCEコマンドでpureScale環境における表スペースのサイズ縮小が柔軟に
Extent reclaim
・運用機能の向上
HADR リードオンスタンバイ環境で、DB2_HADR_AVOID_REPLAY_ONLY_WINDOW レジストリー変数により、SQL照会を実行するスタンバイ・データベースの可用性が大幅に向上
新しいdb2fmtlogツールにより、トランザクション・ログ・ファイルから情報を抽出して表示でき、問題判別がより容易に
・アプリケーション開発
新しい組み込みJSON SQL関数のセットにより、SQLによるJSONデータのサポートが向上
・フェデレーション
フェデレーションの機能拡張により、SAP HANAおよびその他の他社製品に対するサポートが向上
MOD 4 Fix Pack 4 の新機能の詳細は、以下のKnowledge Centerページを参照してください。
なお、このページに関する更新は英語版を確認してください。
Db2 11.1への移行を是非!
Db2 10.5のサポート終了(2020年4月)が発表されたため、Db2最新リリースへの早めの移行計画をお勧めいたします。以下の移行ガイドについてもあわせてご紹介いたします。ぜひご利用ください。
参考情報
Db2 12.1とIBM Database Assistantの提供開始
Db2
IBMは2024年11月に、Db2 12.1とIBM Database Assistantの一般提供を開始しました。Db2は30年以上にわたってお客様の声を反映し、継続的に機能の強化を重ねてきました。最先端の技術を搭載し ...続きを読む
Db2® Warehouse on Cloud (IBM Cloud®) のメジャー・アップグレード
Db2, Hybrid Data Management, IBM Cloud News...
注)以下の記事は英語版ブログ「A major upgrade to Db2 Warehouse on IBM Cloud」(2024年6月26日公開)を翻訳したものです。 Db2® Warehouse on IBM Cl ...続きを読む
AWS上のIBMデータベースでAIのデータ課題に挑む
Db2, Hybrid Data Management, IBM Data and AI...
人工知能(AI)アプリケーション用にデータを準備する際、企業は大きなハードルに直面します。データサイロや重複の存在、データ品質に関する懸念など、企業が管理すべき環境は多面的です。 また、バックアップ、アップグレード、定期 ...続きを読む