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クラウド間でクラウド・ネイティブ・アプリケーション開発を促進するには
2020年11月27日
カテゴリー IBM Cloud Blog | IBM Cloud News
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この投稿は、2020年11月23日に、米国 IBM Cloud Blog に掲載されたブログ(英語)の抄訳です。
クラウド・ネイティブ・ジャーニーを加速させていくと、ベンダー・ロックインを回避することに価値を見出すでしょう
複数のクラウド・ベンダーで利用可能な独自のクラウド・ネイティブ開発ツールを使用すると、企業にとって次のようなメリットがあります:
- チーム・メンバーが、主要なクラウドの製品や開発者向けのツールと技術の使い方を理解できる
- 開発チームや運用チームが、クラウド環境間の移行をより簡単かつ迅速に行うことができる
- 単一のプラットフォームで構築する場合よりも、スケール・アップ、進化、拡張の機会が増える
さらに、クラウド・ネイティブ開発のためにハイブリッド・クラウド環境に投資しながらベンダー・ニュートラルな環境を利用することで、次のようなメリットも得られます:
- ベンダー・ロックインにより生じる可能性のあるリスクから企業を守ることができる
- 例えば IBM Cloud が提供する各種規制への対応サービスのような、各クラウド・ベンダーが独自に開発した機能を利用できる
- 開発者が情熱を持って開発できるよう、複数のプラットフォームで適用できるようなエコシステムを構築できる
また、コストが高く、スケール・アップが複雑で、構築に時間とエネルギーを要するエンジニアリング・リソースを最適化しながら、ソリューションを迅速に提供できるようにするためには、ベンダーの中立性が必要です。個々のチームは、クラウド間でも同じプラクティスや動作を利用することができます。
しかし、1つだけ大きな欠点があります。ベンダーの中立性が、ハイブリッド・クラウド環境間の統合の問題につながる可能性があるのです。しかし、IBMはこの問題に対する解決策があります。
分散クラウドとIBM Satelliteとクラウド・ネイティブ開発
チームにとって複雑なクラウド環境間の一貫性を実現するために、IBMはIBM Cloud Satellite と呼ばれる分散クラウド・ソリューションを提供しています。これにより、ハイブリッド・クラウドとクラウド・ネイティブの開発管理に必要な機能を利用でき、戦略に選択肢と柔軟性を持たせることができます。
IBM Cloud Satellite は単一のコントロール・プレーンを提供し、以下のような環境でのワークロードの実行を管理することができます:
- オンプレミス
- さまざまなクラウド・プラットフォーム(パブリック・クラウドおよびプライベート・クラウド)
- エッジ・コンピューティング
IBM Cloud Satelliteは、セキュリティーとコンプライアンスに積極的に投資することで、お客様の分散クラウド環境が規制された業界内で運用できるようになります。これにより、お客様の組織は大きなビジネス価値を得ることができます。
さらに、ビジネス・ソリューションを販売または提供している場合、特定のハイブリッド・クラウド環境やエッジ・コンピューティング環境で同じアプリを実行したい場合もあるでしょう。特定の地域や環境にアプリケーションを展開するための選択肢の幅を広げるためには、以下の機能が利用できる IBM Cloud Satellite の単一のコントロール・プレーンが必要です:
- すべてのクラウド環境で何が起こっているのかを把握する
- アプリケーションのリリース、制御、更新に柔軟に対応する
- アプリケーションを更新・管理して、ビジネスを急速に進化させる
分散クラウドがクラウド・ネイティブ・ジャーニーに影響をおよぼす
もし、あなたが大企業にいて、業界においてさまざまな角度で競争し、複雑なオンプレミス環境の管理に課題を感じているのであれば、分散クラウドは課題解決への道を提供してくれるでしょう。IBM Cloud Satellite の分散クラウドを利用すれば、データセンターのスケーラビリティーをコントロールすることができます。実際、IBM Cloud Satellite を企業ネットワークに直接接続する機能によって、オンプレミスのデータセンターと同様に安全なクラウド環境を構築することができます。
このジャーニーの次のステップは、IBM Cloud Satellite の管理により、コンプライアンスをしっかりと把握しながら、アプリケーションと移行で企業をスケール・アップさせることです。金融、通信、メディアなど、あらゆる業界の規制に対応しながら、クラウド・プラットフォーム全体を加速させることができます。開発者は、IBM Cloud Satellite が提供するクラウド・ネイティブのスピーディーな実行環境を利用することができます。その目標は、数年前の既存の IT環境のように、 高度にデジタル変革の必要性に縛られることなく、すでに革新的な製品をより迅速に提供することにあります。
また、IBM Cloud Satelliteは、マネージド・サービスのRed Hat OpenShift on Cloud のようなIBMのクラウド・サービスをご利用中のインフラストラクチャーで動かすことが可能です。
分散クラウドについて詳しくは
分散クラウドについてさらに詳しいことは、こちらもご参照いただけますと幸いです。
分散クラウドに対するご質問やご相談がございましたら、ぜひ公式サイト(こちら)からお寄せください。
翻訳:IBM Cloud Blog Japan 編集部
*このブログは、2020/11/23に発行された“Cloud Native Development Activation Across Multiple Clouds (英語)”の抄訳です。
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