Hybrid Data Management

The AI Database Db2 v11.5 リリース – the Database with AI, for AI.

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(2019年10月16日にAIデータベース登場イベントの開催が決定しました!)

企業のデータ管理力が向上し、扱うデータの種類も増大するにつれて、AI の採用や活用がさらに広がっていきます。IBMのData and AI 担当ゼネラル・マネージャーのRob Thomasが述べているように、安定した IA(情報アーキテクチャー)なしの効果的なAI(Youtube, 英語, 2分1秒)はありえません。そして、その IAをささえる柱の1つがデータ・マネジメント(英語)です。

 

この新しいデータの時代には、データベースはもはや従来型の SoR(Systems of Record、定型業務処理システム)やデータ・ストアとはみなされなくなっています。今日、より大きな期待が寄せられているのです。データベースはより賢くなければなりません。何が検索されているかを理解して、関連性が最も高いデータを提供できるようになる必要があります。その際、最適化された方法で素早くそのデータを特定する必要があります。より俊敏性を発揮できるよう、組織はコストも時間もかかるデータのコピー、複製、変換、移動を行うことなく、つまりETLなしで、ハイブリッド・データ・ストア全体でより高速かつ簡単に分析を行う手段を求めています。また、自律的管理と自己修復によって保守のオーバーヘッドを減らす必要もあります。

つまり、AI のパワーが注入されたデータベースが必要とされているのです。

これこそが IBM Db2のビジョンです。すなわち、今日のコグニティブ・アプリケーションを支えるAI データベースになることです。IBM ハイブリッド・データ・マネジメント(HDM) は、Db2 Common SQL Engineを土台に構築されており、あらゆるソースと宛先の、すべてのデータ・タイプを管理するプラットフォームを提供します。

 

その信頼性、回復力、セキュリティーの高さを理由に、数千の組織が、OLTP、OLAP、ビッグデータの分野のリーダーである IBM ハイブリッド・データ・マネジメントとDb2を活用して、基幹業務アプリケーションを実行しています。今回発表した新しいビジョンによって、ハイブリッド・データ・マネジメント・プラットフォームの中核コンポーネントであるDb2は、お客様がAI アプリケーション開発を加速できるようにし、データ管理の一部の自動化も実現します。

 

IBMは IBM Db2をAI アプリケーション開発者とデータ・サイエンティストに選ばれる最適なデータベースとして位置づけています。例えば、IBM Db2は本日より、Go、Ruby、Python、PHP、Java, Node.js、Sequelize、Jupyter notebookなどのポピュラーなデータ・サイエンス言語やフレームワーク向けのドライバーをサポートし、開発者やデータ・サイエンティストが初めて Db2 データを使用して AI アプリケーションを作成できるようにしました。これらのドライバーは現在 github(英語) で入手できます。

 

また、IBM Augmented Data Exploration(英語)という新しいツールにより、Db2 管理者もデータ・サイエンティストもDb2 の中で新しいデータ・セットを簡単に探索できるようになりました。このツールは、自然言語による照会機能とファセット検索(英語) を組み合わせています。これにより開発者は、自然言語照会やオートコンプリートを組み合わせてクエリを記述でき、検索エンジンで検索するようにデータ・セットを探索できます。開発者は、SQL を学ばずとも同等のことができ、新しいデータ・セットの探索を加速できるようになります。さらに、IBM Data Virtualization(英語)の先進の機能を利用することにより、データが多様なハイブリッド・データ・ストアにまたがっていても、開発者とデータ・エンジニアは、ETLについて悩むことなく、作業に集中することができます。

 

また、IBM Watson Studio を使用してDb2の中でコグニティブ・アプリケーションを作成できます。データがオンプレミス (Db2) にあっても、クラウド (Db2 on Cloud) 上でも、その両方にまたがっていても、モデルをトレーニングでき、真のハイブリッド・マルチクラウド・サポートを提供します。

 

開発者は、Jupyter notebook(英語)にあらかじめ組み込まれたコード・サンプルを利用することで開発を簡単にスタートできます。データ・サイエンティストは、今年後半にリリースされるDb2 Graphという機能を使用して、複雑なモデリングと視覚化を実行できるようになるでしょう。

 

その上、AI アプリケーション開発者は、データベースのパフォーマンス・チューニングについて心配する必要がなくなります。この春に予定されているDb2の次のリリースには、最大のパフォーマンスを得るための実績あるコスト・オプティマイザーに加えて、機械学習ベースのオプティマイザーが組み込まれる予定です。Db2は、Adaptive Workload Managementを使用して、自動的にリソースを管理し、ワークロードの実行をスケジュールすることもできるようになります。

 

つまり、IBM Db2は、AI のためにつくられ、AI を活用するデータベースなのです。そして、Db2ユーザーの皆様にとって 2019年はエキサイティングな1年となるでしょう。

 


この記事は米国時間2019年2月13日に発表された記事の抄訳です。

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