IBM Sustainability Software
IBM Cloud Community Summitレポート
2019年05月09日
カテゴリー IBM Sustainability Software | イベントレポート
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2019年4月25日に開催されたBluemix User Group主催「IBM Cloud Community Summit」に参加してきました。
当日は20近い講演とワークショップが行われていましたが、その中から下記2つのセッションに絞ってレポートをお届けします。
- めざせ!IBMチャンピオン
- Call for Code 傾向と対策 – Node-Redで制御するドローン自動飛行からWatson活用まで
■ めざせ!IBMチャンピオン
お揃いのTシャツを着た現役IBMチャンピオンのお二人。常田秀明さん(BMXUG 代表 & IBM Cloud Community Summit 実行委員) と田村嘉史さん(IBM Cloud Community Summit 実行委員長)
9つのIBMソリューションやソフトウェアの分野で、コミュニティーへの優れた貢献者を認定する制度が「IBMチャンピオン」です。
2019年は世界39カ国で635人、そのうち日本では昨年からグッと増えて51人がIBMチャンピオンとして認定されています。この増え方は、それだけ日本の貢献が目覚ましいということでしょうね。
今回は、エンジニアにとってIBMチャンピオンになるためのポイントと、そもそもどんなメリットがあるのかをご紹介します。
まず認定条件ですが「アウトプット重視」です。どのようにIBM Cloudの楽しさを伝えているかがポイントなのですが、やっぱりコミュニティイベントでの登壇、発表がオススメです。
まずは登壇を決めてしまって、それから何を発表するかを考えるのもいいんじゃないですかね。BMXUGや水曜ワトソンカフェなど、発表の機会はふんだんにありますから。
発表内容のお勧めはいろいろありますが、「ハイブリッド! ハイブリッド!」って最近のIBM Cloudさんは言ってるわけですから、他のクラウドサービスとハイブリッドで使ってみてそれを報告するとか、あとはやっぱり比較するのがいいんじゃないですかね。比較コンテンツは鉄板の人気コンテンツですから。
そして、コミュニティ活動やイベントに参加したら、感想などを交えてブログに書くのもいいですね。
次に、IBMチャンピオンになることのメリットですが、多くの人が言っているのが「新しいことへの扉が開く」ということ。やっぱりエンジニアは社外で認知されることが、自社内や周囲での認知へと繋がっていきますから。
「信用をもらい、活躍の場が増えた」とか、私たちのように「本の出版に繋がりました」という声もよく耳にします。
職場で、あるいは仕事で新しいことや興味を持っている技術分野に入っていくのはなかなか難しいというのが多くの企業での実情じゃないかと思います。でもコミュニティがあれば、仲間を見つけてそこに向かいやすくなりますよね。
■ Call for Code 傾向と対策 – Node-Redで制御するドローン自動飛行からWatson活用まで
ドローンを飛ばすIBM Developer Advocateの戸倉彩さん(IBM)
今日の私のゴールは、Call for Codeで勝つための傾向と対策を理解してもらうことです。
それではまず「Call for Codeとは何か」からお伝えしますね。「テクノロジーを通じてもっと多くの命を救おう」という目的のもとに昨年スタートした、自然災害の打破と防災状況の改善を目指した自然災害アプリ開発コンペティションがCall for Codeです。そして今年も、賞金2,200万円をかけて開催されます。
昨年優勝や準優勝したチームの取り組みを見てみましょう。
IoTを活用した水害対策ソリューションや、自然災害後の建築物の構造的なダメージをAIを用いて診断するソリューションPD3R。山林火災の消防活動をレポートするソリューションや、顔認証技術とブロックチェーンを用いることで災害被害者が銀行カードなしで現金を下ろせる緊急支援金融サービスなどが表彰されています。
今年の応募を検討されている方は、注目されているテクノロジーと災害のタイプを傾向として押さえておくのが良いかと思います。
- テクノロジーの種類: データサイエンス 、人工知能、ブロックチェーン、交通と天気、IoT、機械学習
- 災害の種類: 地震・津波、ハリケーン・台風、森林火災・山火事、火山噴火、洪水・高潮、極端気象・異常気象
なお、Code and Response日本語サイトでは、これらの種類毎の対策やサンプルコード、そして今年のテーマであるヘルスケアについての解説などを行っています。ぜひ活用してください。
最後にドローン「Tello」を使ったデモをご覧いただきます。
IoTサービス開発によく使われる、ノードをつなげていくことでプログラミングができるNode-REDという開発環境で、今日は小さくてかわいいTelloというドローンを自動飛行させます。
今日は時間の関係もあり全部はやりませんが、シナリオとしては「ドローンを自動操縦で飛ばして上空から写真を撮り、IBM Cloudに送信してWatsonで分析する」なんてことも簡単にできます。
今日の資料はこちらで公開しています。また、Node-REDに関しては、いろんな解説記事がオンライン上にありますので、検索してみてくださいね。
当日配られたさまざまなプレゼントを手にする運営チームの皆さんとサミット実行委員長の田村さん
TEXT BY 八木橋パチ
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お問い合わせやご相談は、Congitive Applications事業 cajp@jp.ibm.com にご連絡ください。
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