IBM Partner Ecosystem
ローコードアプリケーション開発で日本マイクロソフトよりアワード受賞
2024年08月14日
カテゴリー IBM Partner Ecosystem
記事をシェアする:
IBMは、日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、以下、日本マイクロソフト)が主催する マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー 2024 「Low Code Application Development」を受賞し、その技術力とお客様へのコミットメントを示しました。
Low Code Application Developmentの授賞式から一枚
我々は、お客様のビジネスを最適化するためのテクノロジーソリューションを提供するために、多くのパートナー企業と共に力を合わせています。その中でも、日本マイクロソフトとの協力は特筆すべきものであり、グローバルな規模で密接に連携しています。この強力な連携は、革新的なソリューションを生み出し、お客様のビジネスに対する我々のコミットメントを具現化しています。
「Low Code Application Development」のアワードは、ローコード開発のエキスパートとしてのスキルと経験を評価し、成功したプロジェクトの実績を認定し、その成果を広く認知するための賞です。
本稿では、この受賞がどのような意義を持つのか、そしてIBMがどのようにしてこの受賞に至ったのかについてご紹介します。
-
受賞内容と理由
IBMは、業務の入り口から基幹系システムまでをMicrosoft Power Platform(以下、Power Platform)を活用した共通プラットフォーム上に構築することを通じたデジタル変革(DX)の実現をお客様と共に進めています。Power Platformはローコード・ノーコードに限られた市民開発ツールではなく、市民開発者およびプロ開発者が協働してアプリーケーション開発を進められ、ガバナンス・セキュリティを備えることで大規模で複雑な基幹系業務システムにも活用できるプラットフォームです。IBMは基幹業務システムのモダナイゼーションやERP周辺開発、コンポーザブルなビジネスシステムを実現するプラットフォームとしてローコードアプリケーション開発プラットフォームであるPower Platformの活用を推進しています。お客様や外部ユーザー向けのポータルサイトをMicrosoft Power Pages、業務ユーザー向けアプリをMicrosoft PowerApps、申請・承認ワークフローや各種確認・チェックフローはMicrosoft Power Automateで、ローコードを活用し効率的に構築し、複雑な要件にはプロコードも活用してシステム構築を行っています。これらの取り組みは、IBMが複数のお客様に対して以下のような価値を提供できていることを示しています。
- デジタル変革の推進:紙ベースの情報のやりとりとExcelによる案件管理から、デジタルデータで完結する業務運営への変革を実現しました。これにより、業務効率および業務品質の向上を図ります。
- コンポーザブルなビジネスモデルの実現:業務パッケージソフトウェアより柔軟性が高く、スクラッチ開発より効率性・保守性が高いローコードアプリケーション開発プラットフォームを活用し、コンポーザブルなビジネスモデル構築を実現します。
- ローコードプラットフォームの活用: Power Platformのノーコード・ローコードの特徴により、業務部門のExcelスキルを最大限に活用することができました。これにより、業務部門でのシステム改修の期間短縮と継続的な業務・システム改善が可能となります。
- 内製化を支援するCoE体制構築:お客様主体の内製開発を支援し、Power Platformの導入・活用を推進するCoE(Center of Excellence)の構築に取り組み、各種基準定義・スキル育成計画等の策定を進めました。これにより、自社主体で継続的に業務改善運用が可能となります。
- ユーザー体験の向上:Microsoft TeamsやOutlookといったMicrosoftのコラボレーション・プロダクティビティ・ソリューションと親和性の高いPower Platformを活用することで、ユーザー体験を大幅に向上させます。
これらの取り組みは、ビジネスインパクトを大きく生み出し、お客様のビジネス変革に貢献しています。これにより、昨今のデジタル化によるお客様対応の変化、トランザクションの増加等の変化への対応が可能となりました。これらの成果が、IBMの技術力とお客様へのコミットメントを具現化し、マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー 2024 「Low Code Application Development」の受賞につながりました。
IBMは、Microsoft社との連携を一層強固に推し進め、Power Platformに加えて、Microsoft Copilot や Microsoft FabricなどのData & AI領域のテクノロジーやMicrosoft Dynamics等のビジネスアプリーケーションなどマイクロソフト・テクノロジーの包括的な活用を通じて、お客様のビジネス変革を押し進める革新的ソリューションを提供します。
- 日本マイクロソフトからのエンドースメント
日頃より日本マイクロソフトとのビジネスを推進いただき、心より御礼申し上げます。この度は、日本アイ・ビー・エム株式会社様が示された卓越した成果に深く感謝し、「マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー 2024」<Low Code Application Development>を贈呈することになりました。日本アイ・ビー・エム株式会社様は、Microsoft Power Platformを活用したお客様のデジタル変革(DX)の実現に多大なるご貢献をいただきました。引き続き、日本マイクロソフトは日本アイ・ビー・エム株式会社様と緊密に協力し、お客様の AI トランスフォーメーションを推進していく所存です。
日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 パートナー事業本部長 浅野 智
※ Microsoft、Power Platform、PowerApps、Power Automate、Power Pages、Microsoft Teams、Outlook、Excel、Microsoft Dynamicsは、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
伝統と革新 | 日本IBMユニバーサルデザイン・カレンダー制作の舞台裏
Client Engineering, IBM Partner Ecosystem
日本IBMはこれまでおよそ40年間にわたり、日本の美術品や絵画をテーマに壁掛けカレンダーを制作し、年末年始のご挨拶の際にお客様にお渡ししてきました。 しかし、オフィス空間や室内内装の在り方が大きく変化したここ数年で、壁に ...続きを読む
AI、エネルギー、食、人材育成 | 「IBM Think Lab Day@札幌」を4つのキーワードで
IBM Partner Ecosystem
お客様、パートナー様のビジネス課題の解決や一層の価値創造に役立つ共創を目指し、IBM Think Lab (弊社箱崎事業所、東京日本橋) ではIBM Researchの先端テクノロジー体験をお届けしています。 「先端テク ...続きを読む
使いやすさに寄り添った文書検索AI「InsightBuddyX」登場(empowered by watsonx)
IBM Partner Ecosystem
生成AIを使用したPoCの3分の2以上が、サービス実装に至らず終わってしまっていると言われています。そして原因の多くは、「精度」「コスト」「運用」面での課題を解消するまでのハードルがまだまだあるから、とのこと。 当記事に ...続きを読む