社員が語る「キャリアとIBM」
現場での経験を通じて、日々、成長していく
2024年03月07日
カテゴリー 社員が語る「キャリアとIBM」
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社員が語る「キャリアとIBM」では、社員のキャリアや仕事内容をインタビュー形式でご紹介します。今回は、日本アイ・ビー・エムデジタルサービス(IJDS)のITスペシャリスト、R.K.さんのインタビューをお届けします。
Q.現在の所属部署と入社時期を教えてください。
IJDSの保険・カード事業部に所属しています。ITスペシャリストとして、2022年4月に新卒で入社しました。
Q.なぜ、IT業界でのキャリアを選んだのですか?
いくつか理由があります。1つは、私が就職する何年も前から言われていたことかもしれませんが、「これからはIT」と盛んに耳にしていたので、業界的に注目していたこと。もう1つは、私が卒業した学校の先輩たちで、IT業界やIBMに進んでいる方が多かったこと。そして私自身、言語を学ぶことや、ものづくりが好きだったので、ITを考えても良いかもしれないと思ったのが、IT業界でのキャリアを選んだ理由です。
Q.IJDSを選んだ決め手を教えてください。
人が決め手になり、IJDSを選びました。
Q.詳しく教えてください。
会社を選ぶ際は、人を重視して選ぼうと思っていました。参考にしたのは、口コミサイトと、面接です。口コミサイトを見ると、IJDSについて「人が親切」「人が良い」と書かれている投稿がたくさんあり、また、面接では緊張を忘れ、会話が弾み、楽しかったことが印象に残りました。この会社ならと思い、不安はありましたが、IJDSへの入社を決めました。
Q.どのような不安を抱いていたのですか?
学生時代にIT関連の勉強を全くと言っていいほどしていなかったことと、ITの仕事のイメージが付かなかったこと、会社に入った時に、自分の能力で本当にITの仕事が出来るのかが分からなかった点に、不安を抱いていました。
Q.それだけ不安があると、一般的には、方向を変えたりしそうです。
そう思います。
ただ、IT業界を視野に入れ始めた大学3年生ぐらいの時に、試しにプログラミングの授業を受講したことがありました。その時に、あ、面白いな、何かいけるかもしれない、と思いましたし、文系出身の方がIJDSには多数いらっしゃると聞いたので、不安はありましたが、やってみようと思いました。
Q.不安を抱き、入社してから数年経ちました。
結論から言うと、大丈夫でした。学びの環境がしっかりと用意されていたので、自分のレベルに合わせて、スキルを身につけることができました。また、周りの方々に助けられました。現場に出るとみなさん忙しくて、新人の面倒なんか見てもらえないだろうと思っていたのですが、全くそのようなことがなく、分からないことがあったらすぐに聞ける環境があり、先輩方と毎日仕事をしていくうちに色々なことを教わり、勉強し、仕事をしていくうちにITに関する知識をどんどん身につけることができました。
Q.現在の仕事内容、役割マップ*を見ながら解説ください。
*役割マップ
=「社員が何を行なっているのか」「誰と仕事をしているのか」「期待の大きさ」を視覚化したもの
私の所属する保険・カード事業部は、保険会社、カード会社のお客様のシステム開発、運用を行う事業部です。
現在私は、カード会社向けの情報系システムの開発と保守を担当しています。システム開発は、例えばお客様から、「このシステムから、こういうデータを抽出するために、こういうテーブルを構築して欲しい」のように、依頼をいただいたところから始まります。そのご要望に基づいて、私たちのチームではコーディングを行い、お客様が見やすいようなテーブルを作り、既存のシステムに実装するというイメージです。1日の仕事の内訳をお伝えすると、進捗を共有するための会議に1時間、開発に2-3時間、その他は主に手順書の作成やお客様からの問い合わせ対応を行っています。開発が2-3時間とお伝えしましたが、これはコーディングだけではなく、コーディングを行う前の設計書を読む時間や、必要となるスキルを学ぶための時間も含めての時間です。現在のお客様のシステム開発時には、PL/SQLを使用しています。以前別のお客様のプロジェクトでは、Javaを使った経験もあります。
Q.お客様からIJDSが期待されていることを教えてください。
私たちが開発し、保守を任されているシステムには、膨大なデータが蓄積されています。お客様の日々の業務には、絶対に欠かせないシステムです。ですので、安定性や信頼感をお客様にお届けすることが、期待されていることだと思います。例えば障害が起きた時に、どのような障害が発生しているのか、障害を解消するためにどのような取り組みを行うのかが見えないと、お客様は不安になってしまうと思います。IJDSには、情報を整理し、お客様にお伝えする一連の流れを自然に行うことができる方々がいます。そういう方々の動き方や、お客様との距離の近さが、信頼感に繋がっているのだと思います。
Q.どのような方がIJDSにいるのか、ご紹介ください。
「凄い」と感じた方が、何人もいます。
例えば、必要なものを自分で作ってしまう方がいます。こういうツールがあったら便利そうだと思ったら、その方は、探してくるのではなく、自分で作ってしまいます。その方がいるおかげで、チームの業務が効率的に行えるようになるだけではなく、私自身も作り方の勉強を始めようと思いましたし、どういうツールがあったら便利になるのかを考える癖がつきました。自分の思想が広がった気がします。また、整理した情報を分かりやすくお客様に報告している方がいます。いくつかの案件を掛け持ちしているので忙しいはずなのですが、抜群に記憶力がよく、お客様が必要としている情報をいつも分かりやすく伝えています。そういう方々と仕事をさせていただくことで、状況に応じてどのように動くべきなのか、何をするべきなのかの勉強になっています。
Q.どのようにスキルアップを図っているのかを教えてください。
勉強のプラットフォームとしては、Your Learningをよく利用しています。Your Learningは、一人ひとりにパーソナライズされた学びのポータルサイトです。学びたいワードを検索すると、e-Learning、書籍、記事、ビデオ、研修等、様々な形態で学習コンテンツが表示されます。IBMのコンテンツだけではなく、Udemyや外部の学習プラットフォームのコンテンツも表示されるため、複数のプラットフォームを探し回ることなく、その時の都合や、自分のレベル、希望する学習スタイルに合わせて、コンテンツを選択し、学習できるのが特徴です。獲得したスキルや経験を可視化する「デジタルバッジ」のコンテンツも検索結果に表示されますし、IBMグループの社員は、文字通り「学びのポータルサイト」として活用しています。
また、スキルアップの一番の方法は、現場での学びだと感じています。新しい言語を使った開発を行う際には、他の方が実際に組んだコードを見ながら学習しています。
Q.入社以来、印象に残っているプロジェクトやエピソードがあれば、お教えください。
入社して間もない頃に、何かの作業で私がミスをしてしまったことがありました。かなり焦りましたし、チームのみなさんに迷惑を掛けてしまったことが申し訳なく、凄く落ち込みました。ですがチームリーダーの方が、私を責めるのではなく、起きてしまった原因を調査するのに力を入れていて、「原因が分かれば解決できるし、ミスをしてしまったとしてもみんなが解決できるから大丈夫だよ」と声をかけてくれて、心が救われました。自分が責められているという感じが全くなく、ミスをしてしまったら、落ち込むことよりも原因を突き止めて、同じミスが起こらないようにするのが一番大事だということを学びました。
IJDSに入社をして、とても良かったと感じています。ITのスキルが身につくだけでなく、業界の業務知識も勉強できるところに面白さを感じています。また、多様な国籍の方々がいて、仕事を通じて、様々な国の方と仕事ができる点にも、面白さを感じています。先日、インドにいる方と打ち合わせをする機会があり、改めてグローバルな会社だと感じました。
Q. IJDSでのキャリアを通じて成し遂げたいことを教えてください。
業務経験を積み、エンジニアとしてのスキルを高め、一人前になることが目標です。そして、IJDSは、幅広い業界のお客様と一緒に仕事をさせていただいているので、さらに多くの業界や、現場を経験し、様々な領域で自分のスキルを発揮できるエンジニアになりたいと思っています。
また、人との関わりを大事に、仕事をしていきたいとも思っています。私がそうしてもらったように、新しく入社される方々に仕事がしやすい環境を作っていく、そのためのサポートができたらと思っています。もし、私と同じような不安を入社前に抱いている方がいたら、IJDSは、日々成長しながら、仕事が出来る会社だと伝えたいですね。
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