IBM Data and AI
人材配置最適化のすすめ 〜業務効率最大化とコスト削減を両立する最適化ソリューションの紹介〜
2023年11月15日
カテゴリー IBM Data and AI
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企業におけるデータ活用で注目されているのが、業務効率改善・コスト削減・利益向上を実現する意思決定の「最適化」です。日本情報通信株式会社では、その中でも世の中の多くの企業が感じている、慢性的で今後も続くであろう「人材の不足」に関して、貴重で限られた人材をどのように有効に活用するか、ルールやコンプライアンスを守りながら、最大限の効果を発揮できるよう、自動的に最適化するソリューションをご提供します。
<目次>
人材活用の最適化ソリューション ”Workforce Efficiency Solution(WES)”
複雑な要員配置をいつでも、早く、的確に
「毎月の要員配置計画と調整に時間がかかる」というマネージャーは非常に多いと思います。
人手で作成する要員配置は、時間がかかるだけでなく、その配置が最適かどうか検証しにくい、業務が属人化、ブラックボックス化しがち、といった課題を抱えています。
- 組織目標 〔 生産計画や運行計画を満たした上での売上最大化、コスト抑制 〕
- 要員スキル 〔 有資格者・技術スペシャリストの最低限の配置、運行車種やルート経験 〕
- 安全性・コンプライアンス 〔 連続勤務、インターバル時間、休日等法令・社内基準の順守 〕
- 従業員満足 〔 個人のシフト希望、突発的なシフト変更の対応 〕
最適化エンジンを用いることで、単なるシフト作成ではなく「組織目標の達成において最適な」要員配置を解決した実例もございます。ご興味のある方は、ぜひお問い合わせ下さい。
ユースケース
1) 製造現場における保有資格/技術に応じた適切な人員配置
- 決められた期間内での生産目標達成
- 生産可能な時間帯での業務遂行 など
2) コールセンターにおけるオペレーターのシフト作成
- 呼量に対する応答目標の達成
- 休暇や時短勤務等の制限 など
3) 物流、輸送業における車両およびドライバーの割り当て
- 最小限の走行距離での配送ルート決定
- 2024年問題を踏まえたドライバーの配置
お客様事例
- 製造業様 製造工程における要員最適化
- 製造業様 製品生産における消費電力最適化
- 製造業様 製品引当の最適化
- 飲料メーカー様 広告予算の最適化
- 大手コールセンター運用事業者様 オペレータ・スーパーバイザ担当者様のスケジュール最適化
- 運送業様 生産・輸送ルートの最適化
- 食材配送業者様 食材組み合わせの最適化
など
導入によるメリット
1) 社員のスキルレベルを考慮した配置
- どの社員も同じように「1人」としてカウントするのではなく、社員の持つ資格や生産性(1日の平均電話呼量等)等を踏まえた配置を決定します。
2) 残業時間や連続勤務を考慮した配置
- シフト作成時に残業時間を考慮した上で、社員を配置することが可能です。
- 連続勤務や休日も考慮できるので、法令違反を未然に防ぐことが出来ます。
3) 「あと何人必要か」がすぐにわかる
- 架空の社員データを設定し、あるシフトに対して最低限必要な社員のシミュレーションが可能です。(どのスキルレベルの人があと何人必要か)
お客様が決めるべきこと(洗い出すべきこと)は3つだけ
1) 何を最適化したいか?
- 例)スタッフ配置を最小化したい/生産に割り当てるスタッフ数(時間)を最小化したい
- 例)組み合わせの合計金額を最大化したい
- 例)マーケティング・キャンペーンの反応率を最大化したい
- 例)製造/輸送コストを最小化したい
- 例)生産時の消費電力コストを最小化したい
2) 何を決めるのか
- 例)スタッフ勤務スケジュールを決めたい/生産時のスタッフ配置を決めたい
- 例)生産スケジュールを決めたい
- 例)製品の生産数・輸送ルートを決めたい
- 例)どの会員にどのチャネルでどのマーケティング・キャンペーンを実行するか決めたい
3) どのような制約があるのか
- 例)スタッフの技量や経験、スキルの考慮
- 例)勤務時間・リモートワーク等、勤務体系の考慮
- 例)残業時間等、法制約の遵守
この3つを洗い出し決めていただくことで、数理モデルを用いた最適化エンジンで自動で計算。お客様のご要望に沿った計画を導き出します。
本ソリューションの支援サービス
日本情報通信株式会社では、本ソリューションのお客様への検討や導入に関して、以下のような支援サービスを準備しております。
1) 事前検討サービス(無償)
デモ等で最適化ソリューション活用前の検討をサポート
2) 最適化ソリューション導入・活用サポート(有償)
最適化ソリューション活用を本格導入前の検証やレクチャー/伴走サービスにてサポート
最適化関連サポートサービスの概要と価格
分類 | サービス名 | 概要 | 場所・期間 | 価格 |
---|---|---|---|---|
検証 | 最適化ソリュ―ション (CPLEX*) 検証サービス |
|
お客様オフィスで、約3ヶ月の検証を実施 | 200万円~ |
研修 | CPLEX ハンズオン トレーニング |
|
お客様オフィスで、半日間のトレーニングを実施 ※受講者5名程度 |
10万円~ |
*CPLEX: IBM ILOG CPLEX Optimization Studio
*お客様のご希望に応じてカスタマイズが可能です。ご不明な点がございました際はお気軽にお問い合わせをお願いいたします。
*検証用ライセンスは別途ご購入頂く必要がございます。
お客様のご要望に応じて柔軟な支援サービスを提供します。
ご相談・お問い合わせ
お客様の業務課題に応じ、ご相談を承ります。お困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。
中田 寛之
日本情報通信株式会社
データ&アナリティクス事業本部
副本部長 兼 データサイエンス部 部長
近澤 喜史
日本情報通信株式会社
データ&アナリティクス事業本部
データサイエンス部 第2グループ長
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