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(重要)IBM Cloud Object Storage ( AP Cross Region ) エンドポイント変更のお知らせ

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2022年12月15日(木)21:00 UTC(日本時間 2002年12月16日(金)6:00)に、IBM Cloud Object Storage(ICOS)のAP Cross Regionのエンドポイントに関する変更が行われます。これは、ソリューションブログでお知らせしておりました通り、香港およびソウルデータセンターの閉鎖に伴い、ICOS (AP Cross Region) が利用するデータセンターが変更されるためです。
以下に詳細をまとめてありますので、ICOS (AP Cross Region)をご利用のお客様をお持ちの方は、必ずご確認ください。

ポイント:
1. 香港およびソウルのデータセンター固有のエンドポイント(tethered endpoint)をお使いのお客様は、新しいエンドポイントへの変更が必要となります。
2. ICOS(AP Cross Region)の実IPアドレスをお客様のアプリケーション内、ファイアウォール、ACLのルールなどで明示的に指定している場合は変更が必要になります。
3. Tokyo Regional、Osaka Regional等、AP Cross Region以外のICOSをお使いのお客様への影響はありません。

サマリー:
これまで東京・香港・ソウルの3箇所を使用してきたICOS (AP Cross Region)は、香港およびソウルデータセンターの閉鎖に伴い、東京・大阪・シドニーの3箇所を使用するようになります。この変更に伴い、香港およびソウルのデータセンター固有のエンドポイント(tethered endpoint)と、ICOS (AP Cross Region)が利用するIPアドレス範囲が影響を受けます。

香港もしくはソウルのtethered endpointをお使いの場合、ICOS (AP Cross Region) の統一的なエンドポイント(s3.ap.*, s3.private.ap.*, s3.direct.ap.*)、もしくは、香港・ソウル以外のtethered endpoint(変更の無い東京、もしくは新設される大阪・シドニー)への切り替えが必要となります。また、ICOS (AP Cross Region)の実IPアドレス範囲をお客様のアプリケーション内、ファイアウォール、ACLのルールなどで明示的に指定しているお客様は、下記ガイドに従い更新が必要です。

ICOS (AP Cross Region) の統一的なエンドポイントをお使いで、かつ、アプリケーション内やファイアウォールでICOS (AP Cross Region)の実IPアドレス範囲を明示的に指定した設定をしていないお客様におかれましては、中断およびダウンタイムは発生致しません。また、東京のtetherd endpointについても変更はありません。

DNSの設定変更は、2022/12/15(Thu) 21:00 UTC ( 日本時間 2022/12/16 [金] 6:00 )に行われます。それ以降、ICOS(AP Cross Region)のエンドポイントは新しい実IPアドレス範囲に名前解決されます。
お客様は、DNSの設定変更が行われる前であっても、下記の新しい実IPアドレス範囲をファイアウォール設定に追加し、接続をテストいただけます。

重要: ICOS (AP Cross Region) にて香港およびソウルのデータセンター固有のエンドポイント(tethered endpoint)をお使いのお客様は、下記ガイドに従い新しいエンドポイントへの移行が必要となります。

注意: ICOS (AP Cross Region) の統一的なエンドポイント (s3.ap.*, s3.private.ap.*, s3.direct.ap.*) を利用のお客様は、今回のメンテナンスにおいてエンドポイント名の変更はございません。しかし、もし実IPアドレス範囲を、お客様のアプリケーション内、ファイアウォール、ACLのルールなどで明示的に指定している場合、新しいIPアドレス範囲の設定追加をお願いします。

ICOS (AP Cross Region) の統一的なエンドポイント

Static website hosting用エンドポイント

 

ご利用いただけなくなる香港およびソウルのデータセンター固有のエンドポイント(tethered endpoint)

重要: 下記は、今後ご利用いただけなくなる香港およびソウルのデータセンター固有のエンドポイント(tethered endpoint)名とIPアドレス範囲です。表に記載されたエンドポイント名もしくはIPアドレス範囲を使用しているアプリケーションは、「AP Cross Regionの新しいTethered Endpoints」セクションに記載された新しいtethered endpointをご利用いただくよう変更をお願いします。2022年12月15日以降も香港およびソウルのtethered endpointのご利用が必要なお客様は、これらのエンドポイントが完全に廃止される2023年1月31日まで、香港およびソウルのtethered endpointをご利用いただくことができます。ただし、その場合も、名前解決後の実IPアドレス範囲は2022年12月15日に変更になるため、お客様のファイアウォールなどで明示的に実IPアドレス範囲を指定した設定をされている場合は、それまでに設定変更をお願いします。

ソウルデータセンター固有のエンドポイント(tethered endpoint)

ソウルデータセンター固有のStatic website hosting用エンドポイント(tethered endpoint)

香港データセンター固有のエンドポイント(tethered endpoint)

香港データセンター固有のStatic website hosting用エンドポイント(tethered endpoint)

AP Cross Regionの新しいTethered Endpoints

シドニーか大阪へのアクセスを常に明示的に行いたい場合のみ、統一的なエンドポイント (s3.ap.*, s3.private.ap.*, s3.direct.ap.*) を使って最適なロケーションのICOSを使う代わりに、これらのエンドポイントのいずれかを使用してください。

大阪データセンター固有のエンドポイント(tethered endpoint)

大阪データセンター固有のStatic website hosting用エンドポイント(tethered endpoint)

シドニーデータセンター固有のエンドポイント(tethered endpoint)

シドニーデータセンター固有のStatic website hosting用エンドポイント(tethered endpoint)

既存のIPアドレス範囲のみを許可するファイアウォール設定のお客様は、2022年12月15日21:00 UTC までに、新しいIPアドレス範囲を含むファイアウォール設定に変更をお願いします。
お客様のアプリケーションでIPアドレス範囲を明示的に指定してご利用されているお客様は、新しいIPアドレスもしくはサブネットを使うようアプリケーションを変更ください。
香港およびソウルのデータセンター固有のエンドポイント(tethered endpoint)をご利用のお客様は、新しいデータセンターのtethered endpoints を使うようにアプリケーションを更新ください。

Tethered Endpointsに関する詳細な情報は、IBM Cloud Docsをご参照ください。
Using Tethered Endpoints: https://cloud.ibm.com/docs/cloud-object-storage?topic=cloud-object-storage-advanced-endpoints

エンドポイントの構成の支援が必要、もしくはサービスに接続できないなどございましたら、IBM Cloud supportまでご連絡ください。

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