業務の自動化

品質検査にかかるワークロードの大幅削減と検査品質の向上を実現するAIを活用した検査ソリューションのご紹介

記事をシェアする:

昨今、日本の労働市場においては慢性的な人材不足に加え、熟練者の高齢化など深刻な問題が続いています。お客様においても業種を問わず、単なる人手不足だけでなく、高い業務品質の維持に課題をお持ちではないでしょうか?
今回は、入出荷時には必ず必要な品質検査において、AIを活用し大幅な工数削減しつつ品質の精度を維持する仕組みをご紹介します。

これまで人的作業によって行っていた入出荷品の品質確認(サンプリング)や数量確認業務は、その膨大な作業時間そのものや、作業する人による作業品質のばらつき、検査結果の手入力作業、管理の煩雑さなど、多くの課題がありました。
今回ご紹介する『AI品質検査ソリューション』は、検品時間の大幅削減による作業効率の向上、 品質および管理面の効率化・精度向上を実現しました。大規模な設備投資を行わなくても、スマートフォンとクラウドのシンプルな構成で、検査工程にAIの画像認識技術を用いることによって、各チェック作業の自動化・省力化を可能にします。

1)入出荷品の品質確認 (サンプリング)
人手に頼っていた入出荷品の確認作業を、画像撮影によってAIが即時判断し、検査結果を自動入力するとともに、写真として記録します。検品時間の大幅減少とともに、AIによる作業効率の向上、管理面の効率化、精度向上が期待できます。

2)入出荷品の数量確認
目視による数量確認には大変な時間と労力がかかり、数え間違いなども起こりがちです。また手作業による結果入力やデータ管理も負担になります。本ソリューションでは、画像認識によってAIが個々の製品の入出荷数量をすばやく判断、確認、自動的に登録され、写真データが記録(エビデンス)として残ります。

本ソリューションは導入のしやすさにも配慮し、場所を選ばずシンプルにかつ素早く導入できます。撮影機器はスマートフォンやタブレットを利用し、ソリューションそのものもクラウドベースで、お客様の初期投資を抑えてご提供することを重視しています。

本ソリューションのポイント

  • スマートフォン&クラウドのシンプル構成から、お客様の環境・目的にあった柔軟なカスタマイズ構成での導入が可能
  • セイノー情報サービスが長年培った物流ノウハウと、ソフトバンクのスマートフォン、ネットワーク技術によって実現
  • 必要な機器・ソリューション等だけでなく、AIに必要なデータ構築含めて品質検査をオールインワンでご提供

ご導入時には既存のスマートフォンを活用したスモールスタートも可能です。またセイノー情報サービスとソフトバンク株式会社と共同で開発しているため、必要な機器や仕組みはオールインワンでまとめてご提供可能です。

導入に必要なクラウド・ソリューション、デバイス機器を、お客様のご要望や環境に合わせてオールインワンでご提供

  • 照明機器類: LEDライト、スタンド
  • カメラ・デバイス: スマートフォン、専用機器
  • 通信ネットワーク: モバイル、固定回線
  • ソリューションインフラ: WMS&AI
  • 業務データ構築: 学習データ構築、メンテナンス

既にお持ちのサービスとの併用も可能です。

他にも製造、物流業務にまつわるさまざまなユースケースに対応可能です。
このソリューションについてのご相談・お問い合わせはこちらへ

二藤 優公 様

二藤 優公

ソフトバンク株式会社
法人事業統括 法人プロダクト&事業戦略本部
デジタルオートメーション事業 第2統括部
クラウドビジネス企画部 事業企画2課 課長

石井哲治

石井 哲治

株式会社セイノー情報サービス
LLP事業部 BRAISグループ
課長

坂本 佳史 Ph.D. (さかもとよしふみ)

坂本 佳史 Ph.D. (さかもとよしふみ)

IBMコンサルティング事業本部 技術理事
エッジコンピューティングCTO
テクノロジー・オーケストレーション担当マネージャ
博士(コンピュータ・サイエンス)


【関連情報】


More 業務の自動化 stories

「みんなみんなみんな、咲け」ローランズ代表 福寿満希さん 講演&トークセッション(前編)[PwDA+クロス11]

IBM Partner Ecosystem

日本IBMは、毎年12月初旬の障害者基本法による障害者週間に重ねて、「PwDA+ウィーク」を開催しています(「PwDA+」は「People with Diverse Abilities Plus Ally(多様な能力を持 ...続きを読む


新しい社会経済の在り方を考え、真の社会課題解決を実現するビジネス構築ワークショップ

IBM Partner Ecosystem

「あらゆるビジネスは、なんらかの課題を解決するために存在している」——。誰しも一度くらい、この言葉を聞いたことがあるだろう。 だが一切の留保なしで、この言葉を掛け値なしに信じることができる人は、一体どれくらいいるだろうか ...続きを読む


「第2回ベジロジサミット」レポート後編 | ベジロジシステム討論会

IBM Partner Ecosystem, IBM Sustainability Software

ベジロジ倉庫とベジロジトラック、そしてキャベツ食べ比べを中心にご紹介した「第2回ベジロジサミット」レポート前編に続き、ここからは第二部、場所を屋内に移して開催されたベジロジシステム討論会の様子をご紹介します。 目次 前編 ...続きを読む