IBM Future Design Lab.
オニが笑うほどの未来の社会を語る「オニワラ」
2022年08月01日
カテゴリー IBM Future Design Lab.
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社会変革とテクノロジーを焦点にした議論を展開するIBM Future Design Lab.の取り組みのひとつ、「オニワラ」(YouTubeライブ配信企画) について、共同企画者である株式会社HEART CATCH 代表取締役西村真里子氏にご紹介いただきます。
国際基督教大学卒。日本アイ・ビー・エムでITエンジニアとしてキャリアをスタート。その後、アドビシステムズでフィールドマーケティングマネージャー、バスキュールでプロデューサーを経て2014年に株式会社HEART CATCH設立。ビジネス・クリエイティブ・テクノロジーをつなぐ“分野を越境するプロデューサー”として自社、スタートアップ、企業、官公庁プロジェクトを生み出している。2020年には米国ロサンゼルスにHEART CATCH LAを設立し、米国でのプロジェクトも進めている。
J-Startupサポート企業、Art Thinking Improbable Workshop Executive Producer 、内閣府日本オープンイノベーション大賞専門委員会委員、経産省第4次産業革命クリエイティブ研究会委員、武蔵野美術大学 大学院 クリエイティブイノベーション学科研究室 非常勤講師。
私たちの生き方・働き方は変わった。生活の場は働く場ともなり、ビジネスの現場でも貨幣だけではなく、信頼や志が重要視されるようになった。
このような時代にビジネスの現場でも旧来のビジネスだけを考える思考から、仕事をする相手、その家族、その環境全体、大きくは地球を意識する全体俯瞰が必要になる。
IBM Future Design Lab.と弊社HEART CATCHが共に進める「オニワラ」はIBM Future Design Lab.が抱える理念『テクノロジーがもたらす新しい社会のあり方をともに考え、共創し、発信する』を軸に、オンライン座談会形式でIBM Thought Leadersと各業界のプロフェッショナルが集い、“オニが笑うほど”未来を語りあい、考え、行動に起こす場である。各業界とはICT、製造、エンタメ、メディア、建築、美容など、またアーティスト、社会活動家、スタートアップなど多岐に渡る人材が登場する。
ビジネスパーソンが社会や地球の今後について語り、行動することを目標に生まれた企画であり、登壇者同士にとっては新たな掛け算を発見する場、視聴者にとっては普段接しない領域の登壇者が切り取る社会を味わう場である。そして、登壇者として接点を持った関係者同士でさらなるプロジェクトも生み出し始めている。
(参考:IBM Future Design Lab.がワーケーションを真正面から見つめてみたhttps://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/iot-workcation/ )
2020年12月にスタートし、約バイ・マンスリーに行われる「オニワラ」座談会ではいままで以下テーマと登壇者で語られてきている。「専有と共有」「協調」「エシカルアクション」「ソーシャルエンゲージメント」「人間とは何か?」などビジネスの現場だけではなく社会全体で考えるべきテーマが多いことが特徴だ。
1. お手元商圏/エンゲージメント商圏(商業施設パルコ × 自治体浜松市 × IBM)
2. ニューノーマル時代のファンエンゲージメント(放送局日本テレビ×スタートアップShiftall × IBM)
3. 専有と共有のバランス(まちづくり企画・設計・運営UDS ×社会活動家× IBM)
4. 地球人としての協調のヒント(製造業ヤマハ×エコロジカルアーティスト× IBM)
5. デザインマネジメント(金融スタートアップJapan Digital Design × デザインマネジメントMTDO × IBM)
6. エシカルアクション(エシカルディレクター × エコロジカル・スタートアップ テラサイクル・ジャパン × IBM)
7. ソーシャルエンパワーメント(グラミン銀行 × 経済学者 × IBM)
8. メタバース・デジタルツイン(静岡県 × NFT/VRアーティスト × IBM)
9. 人間とは何か?(美容 資生堂 × 人工生命スタートアップNeuralX × IBM)
10. 新しい医療の価値創造(医療 × テクノロジー/アート × IBM)
11. しあわせの価値基準(暗号資産PEACE COIN × 金融スタートアップJapan Digital Design × IBM)
さて、ここで私、HEART CATCH 西村真里子についても述べさせてもらう。
私のキャリアはIBMでのITエンジニアとしての スタートした。ITエンジニアとして複数またがる部署の情報発信の統一、ibm.com/support での情報検索の仕組みを国内外のチームと共に作り上げるとてもエキサイティングなプロジェクトに参加をしていた。ただ、仕事で培ったスキルは仕事にのみ活かされ、その応用編を別プロジェクトや社会に還元するという思考や態度が作れなかった。仕事と社内のイントラネットの情報だけをチェックする日々で、一般常識が欠落しているように自分が感じていた。
時は流れ、現在、デジタル化の波が社会全体に広がり、テクノロジーやITスキルを有している人の知恵や経験が社会全体に必要になっている。かつての私のように、スキルや知恵を会社内だけにとどめていては、大きなデジタル変革の時代の波に乗り遅れてしまう。
このような過去の私に現在の「オニワラ」の活動を教えてあげたいと考えている。ビジネスの現場で培ったスキルや知恵を社会課題や地球問題に結びつける思考訓練ができるからだ。
「オニワラ」が大切にする社会・地球を見つめる全体俯瞰(ホールネス)はビジネスパーソンはもちろん社会全体を構成する1人ひとりに大切な視点だ。
インターネットでつながり、ブロックチェーンで信用を刻み、メタバースで自分の趣味趣向に近い世界の仲間と繋がる時代を生きていくための感覚を養う意味でも今後の「オニワラ」は作用するだろう。
この座談会ではIBM Future Design Lab.の藤森慶太さん、古長由里子さん、岸本拓磨さん、矢野裕佳さん、大前もえさんらを中心に企画をし、IBM社内のThough Leaderにご出演いただいている。IBM東京基礎研究所所長の福田剛志さん、同じく東京基礎研究所にて強化学習研究に取り組む恐神貴行氏(ポンマーマン世界第三位、科学技術への顕著な貢献2020(ナイスステップな研究者))、現在ニューヨーク本社に勤められている大塚泰子さん、デザインプリンシパルの柴田英喜さん、Future Design Lab.リサーチャー高荷力さんら多様な部署から多様な視点で外部のオピニオンリーダーとともにこれからの社会に必要な思想・思考についてご意見をくださっている。
また、IBMデザイナーの山田龍平氏もグラフィックレコーディングで参加してくれている。
以下に山田氏のグラフィックレコーディングを掲載するので、ぜひ堪能いただきたい。
また、今後IBM社内外から「オニワラ」に登壇したい、企画に参加したい、などの希望も受け付けていきたい。「Take」だけではなく「Give」をする喜びも味わえる、そのようなオニワラも目指していきたいと考えている。
ぜひ一度ご視聴いただき、どのように一緒に盛り上げていただけるか?1人でも多くの仲間と社会を、未来を考えていきたい。
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