IBM Cloud Blog
Red Hat OpenShift on IBM Cloud の新しい柔軟な価格体系について
2020年11月13日
カテゴリー IBM Cloud Blog | IBM Cloud News | IBM Cloud アップデート情報
記事をシェアする:
この投稿は、2020年11月9日に、米国 IBM Cloud Blog に掲載されたブログ(英語)の抄訳です。
このたび、より低価格で柔軟な価格でのご提供を開始しました
すでに皆様は、Red Hat が発表した値下げの発表(参考:こちら(英語))とともに、Red Hat OpenShift on IBM Cloud の利用量の測定と課金方法の変更に関するIBMからの発表(参考:こちら(英語))を、ご覧になられていると思います。このたび Red Hat OpenShift on IBM Cloud の柔軟で低価格の時間単位での単価を、新たにご提供する運びとなりました。
Red Hat OpenShift on IBM Cloudとは?
Red Hat OpenShift on IBM Cloud は、OpenShift Container Platform のデプロイや設定が簡単に実施できるマネージド・サービスです。IBM は、マネージド・サービスとしてオペレーティングシステムのパッチの適用、脆弱性の修正、OpenShift スタックの更新など、最初のプロビジョニングおよびその後の継続的なメンテナンスを自動化します。マネージド・サービスのもう1つの重要な側面は、運用効率を高めることです。これにより、お客様は基幹業務における目標の達成に集中できます。マルチゾーン・クラスターで高可用性(HA)マスター・ノードをサポートし、マスター・ノードとワーカー・ノードをリージョン内に3箇所にある物理的に離れたデータセンター(ゾーン)に均等に分散することで、これを実現します。
マネージドの OpenShiftは、ベアメタルをはじめとしてさまざまなコンピューティング分離機能が選択肢でき、99.99%のSLAを提供することで最も重要なワークロードをサポートします。 Red Hat OpenShift on IBM Cloud は、PCI、HIPAA対応、ISO、SOC1、SOC2、SOC3などのコンプライアンスに準拠しており、規制対象のワークロードもサポートします。
既存のRed Hat OpenShift on IBM Cloud クラスターがある場合
既存のクラスターは、これまでの月額料金モデルから新たな時間単位の料金モデルには自動的に移行されません。そこで、時間単位のOCP価格設定を利用する方法を2つご紹介します。ひとつめの方法は、完全に新しいクラスターを作成することです。これは、特定のクラスターのユース・ケースとワークロードでのみ可能となります。 もうひとつの方法は、同じクラスター内に2つめのワーカー・プールを作成してから、1つめのワーカー・プールを削除することです。これはClassic IaaSまたはVPCインフラストラクチャーのどちらの場合も可能です。気をつけていただきたいのは、どちらのアプローチにおいても古い OpenShift の料金モデルが月単位であるということです。つまり月の初めにクラスターまたはワーカー・プールを削除しても、クラスターのOpenShift 部分が比例配分されず1ヶ月分の料金がかかってしまうことになります。
新しく Red Hat OpenShift on IBM Cloud Cluster クラスターを作成するには
- IBM Cloudにログインします
- カタログを開いて、 「OpenShift」を検索します
- ドロップダウン・メニューから、必要なOpenShiftのバージョンを選択します
- インフラストラクチャーを選択します(「Classic」 もしくは 「VPC」)
- デフォルト・プールのワーカー・ノード・フレーバーとゾーンごとのノード数を選択します。ここで、新たに提供されるより低価格の時間単位の単価が表示されます。 「作成」をクリックして、マネージド OpenShiftを使用する準備をします。
- (オプション)「スターター・キットのアプリのデプロイ」を使えば、簡単に Openshift 上にアプリをデプロイし実行できます。
ご質問やご不明な点はSlackでお問い合わせください
もし、ご質問やご不明な点がございましたら、ぜひSlackからお問い合わせください。 こちら(英語) から登録し、https://ibm-cloud-success.slack.com/ (英語) の #general チャンネルからお気軽にお問い合わせください。
翻訳:IBM Cloud Blog Japan 編集部
*このブログは、2020/11/9に発行された”Lower, Hourly Prices for Red Hat OpenShift on IBM Cloud (英語)“の抄訳です。
セキュリティー・ロードマップ
IBM Cloud Blog
統合脅威管理、耐量子暗号化、半導体イノベーションにより、分散されているマルチクラウド環境が保護されます。 2023 安全な基盤モデルを活用した統合脅威管理により、価値の高い資産を保護 2023年には、統合された脅威管理と ...続きを読む
量子ロードマップ
IBM Cloud Blog
コンピューティングの未来はクォンタム・セントリックです。 2023 量子コンピューティングの並列化を導入 2023年は、Qiskit Runtimeに並列化を導入し、量子ワークフローの速度が向上する年になります。 お客様 ...続きを読む
ハイブリッドクラウド・ロードマップ
IBM Cloud Blog
コンポーザブルなアプリケーション、サービス、インフラストラクチャーにより、企業は複数のクラウドにまたがるダイナミックで信頼性の高い仮想コンピューティング環境の作成が可能になり、開発と運用をシンプルに行えるようになります。 ...続きを読む