IBM Sustainability Software

走行データから新しいビジネスモデルを – オープンテレマティクスプロジェクト

記事をシェアする:

車の走行データを活用して、新たなビジネスモデルを生みだせないだろうか?

— 自動車関連メーカーはもちろん、観光、小売、損保などのさまざまな業界でアイデア出しや議論が行われているものの、実際の取り組みにつなげるための実証実験まで進んでいるものは決して多くありません。

この取り組みを難しくしているのが、実データの入手や取り扱いです。
実験のために作りだしたような「テストのためのテストデータ」ではなく、生活者の行動そのものがリアルに映し出されるデータでなければ、しっかりとしたビジネスモデルを組み上げるのが難しいのです。

またそのためには、シンプルな走行データだけではなく、運転者の好みやライフスタイルを示す属性情報や、天候、地域などの複数の情報とかけあわせて、そこから大きな価値へとつながるインサイトを導き出す必要があります。

こうした背景の中、車の走行データを基にした新しいビジネスモデル創出を支援しようという「オープンテレマティクスプラットフォーム共同開発プロジェクト」が、エブリセンスジャパン、日本アイ・ビー・エム、ディーアンドエムの3社共同でスタートしています。

このプロジェクトは「IBM IoT Connected Vehicle Insight」をプラットフォームとして用い、個人から提供される自動車の走行データを基に実証実験を行い、2019年内の商用化を目指すものです。

取り扱いデータの豊富さと実験規模の大きさから、今後大きな注目を集めることが想像されます。

 


 

なお、このプロジェクトは、新しいビジネスモデル創出の検討を希望する企業・学術団体が有償で加わることができるようになっており、2月20日(水)に新宿のディーアンドエム社にてプロジェクト説明会が開催される予定です。

下記ウェブページにて、説明会参加申込を受け付けていますので、ご興味のある企業・学術団体の方は参加されてみてはいかがでしょうか(申込締切:2019年2月19日(火)17:00)。

 

問い合わせ情報

お問い合わせやご相談は、Congitive Applications事業 にご連絡ください。

 

More IBM Sustainability Software stories

「第2回ベジロジサミット」レポート後編 | ベジロジシステム討論会

IBM Partner Ecosystem, IBM Sustainability Software

ベジロジ倉庫とベジロジトラック、そしてキャベツ食べ比べを中心にご紹介した「第2回ベジロジサミット」レポート前編に続き、ここからは第二部、場所を屋内に移して開催されたベジロジシステム討論会の様子をご紹介します。 目次 前編 ...続きを読む


「第2回ベジロジサミット」レポート前編 | レタスの食べ比べとベジロジ倉庫・トラック

IBM Partner Ecosystem, IBM Sustainability Software

「佐久地域は葉洋菜類の一大産地であり、産地の生産を守ることは日本の食を守ることです。主体的に取り組んでいきます。ただ、青果物の取り組みは特に困難な要素が多く、物流業界でも取り組みが進んでいない分野です。そんな中で、持ち前 ...続きを読む


日本Maximoユーザー会2024@天城ホームステッド 開催レポート

IBM Partner Ecosystem, IBM Sustainability Software

2024年10月15〜16日の2日間に渡り、IBM天城ホームステッドにて1年半ぶりの「日本Maximoユーザー会」が開催されました。   石油・化学企業、産業機械製造企業、エネルギー企業、エンターテインメント企 ...続きを読む