社員が語る「キャリアとIBM」
アソシエイト・パートナーとして、お客様の課題解決に貢献する
2024年03月21日
カテゴリー 社員が語る「キャリアとIBM」
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社員が語る「キャリアとIBM」では、社員のキャリアや仕事内容をインタビュー形式でご紹介します。今回は、IBMコンサルティング事業本部のアソシエイト・パートナー、N.O.さんのインタビューです。
Q.現在の所属部署と入社時期を教えてください。
IBMコンサルティング事業本部のBTS・FSCTチームのアソシエイト・パートナーとして、2022年11月に入社しました。
Q.それまでのキャリアを教えてください。
大学院を卒業後、最初に入社した会社で、システムエンジニアとして会計領域を中心に、主に大手企業のシステム導入案件、ERPの導入案件に従事しました。その後コンサルティングファームに転職し、10数年、コンサルタントとしてキャリアを歩んできました。コンサルティングファームでは、会計や経理管理の領域や、ERPの導入を想定した基本構想や要件定義、BPR、開発実行フェーズのPMO等、多岐に渡って関わらせていただきました。
Q.転職を考えた理由を教えてください。
一番大きかったのは、尊敬する先輩が転職されたことです。それに加えて、テクノロジーの知見をつけなければと日々感じていたことが、転職を考えた理由です。
Q.なぜ、テクノロジーの知見をつけなければと感じていたのですか?
コンサルタントとして、様々なお客様から、テクノロジーの深い知見を求められることが度々ありました。お客様の課題を解決するには、昨今の潮流から、会計にプラスしてデジタルが必要な局面が増えてきたことを感じていました。
Q.詳しく教えてください。
以前、お客様から、「AIは、どのような技術を使っているのか」「AIを使うと、どのような業務が改善できるのか」とご質問いただいた時に、教科書的な知識でしか話すことができませんでした。導入した経験がなく、自分たちで作っているわけではなかったからです。経験し、血肉になっていないので、表層的な回答しかできず、深掘りもディスカッションもできませんでしたし、どのような時にメリットデメリットが発生するのかを事例ベースで語ることができませんでした。お客様に貢献するという観点では、会計とデジタルの両面での貢献が必要ですし、そのためにはテクノロジーの知見をつけていかなければと感じました。
Q.IBMを選んだ理由を教えてください。
コンサルティングファームもデジタルに力を入れているのですが、技術力やテクノロジーといった面でIBMには追いつけていないことを感じていました。であれば、テクノロジーに強いIBMに入り、自分もテクノロジーに強くなっていきたいという思いがありました。IBMは、国内でも有数の長い歴史を持つIT企業ですし、長い歴史の中で培われた技術があり、スペシャリストを豊富に揃え、さらにwatsonxに代表されるAIや、量子コンピューターの開発を進めている。その一員になりたいと思いました。
Q.IBMの強みを教えてください。
一気通貫で、基本構想からシステム導入、BPOまでEnd to Endでサービスを提供できることです。
Q.End to Endですか。
お客様の課題を解決するには、絵に描いた内容を実現する必要があります。構想策定は、描くところまでで終わりです。絵を描いた後、それを実際に導入し、実現していく。絵に描いた内容を実現することが重要なのだと思います。
Q.これまでのキャリア選択で大事にしてきたポイントを教えてください。
3つあります。1つ目は、尊敬できる先輩の近くで一緒に働き、背中を見て学んでいくこと。2つ目はお客様の期待値を超えるバリューをご提供できるように、スキルや経験を積み、身につけていくこと。3つ目が、現場で泥臭く汗をかきながら、インプットもアウトプットもし続けること。この3つを大事にしてきました。
Q.「現場で泥臭く」詳しく教えてください。
これまでのナレッジやスキルを低下させずに、かつ新しいナレッジやスキルを上げていくには、最前線でお客様とコミュニケーションを取り、生の声を聞き、手を動かしていくことが重要だと思っています。IBMでは現在3つのプロジェクトに関わっていますが、アソシエイト・パートナーとして現場に出て、お客様にヒアリングをし、会話をし、資料をどんどん作ってアウトプットをしていくチャンスや機会が多くあります。職位が上がると、なかなかそういった機会が減ってしまう会社がある一方で、IBMはそうではありません。お客様からもすごく期待をいただいていますので、きちんと応えていきたいと思います。
Q.IBMに入社する前に、知りたかったことを教えてください。
キャリア選択で重視してきた働き方ができるかどうか、そのような案件があるのかどうか、自分にできるようなコンサルの上流工程の案件があるのかどうか、そういった点が知りたかったことです。
Q.どのようにしてそれらの情報を入手しましたか?
面談を通じて社員のみなさんが教えてくださいましたし、私の尊敬する先輩が先に入社をしていたので、話を聞くことができました。ですので、入社前から自分の働くイメージや、どういったことで活躍できるのかがクリアになった状態で入社できたと思います。
Q.現在の仕事内容、役割マップ*を見ながら解説ください。
*役割マップ
=「社員が何を行なっているのか」「誰と仕事をしているのか」「期待の大きさ」を視覚化したもの
役割マップの左側に記載の通り、現在3つのプロジェクトを進めています。大手銀行、大手自動車、大手商社のお客様のプロジェクトです。お客様は、CFOクラスや部次長クラスの方々だけではなく、お客様のプロジェクトのご担当者や、実際の業務を進めておられる方々とやり取りさせていただいています。
Q.お客様がどのような課題感を持たれているのか、教えてください。
あるお客様は、決算業務に関わるBPR、業務改善に関わる課題をお持ちです。
Q.詳しく教えてください。
お客様は、決算報告や、有価証券報告書等の開示物を作るために必要な情報を、全てマニュアル、Excelで行っています。相当の人数を抱え、全て手作業で行っているのですが、今後のIFRSの導入や、US-GAAPへの対応を考えると、手作業だとなかなか追いついていかず、業務改善が必要になり、プロジェクトをスタートさせました。
Q.そのような課題をお持ちのお客様から、IBMが期待されていることは何ですか?
どのような業務改善、BPRを行っていけば、手作業で行っている細かいExcelベースの作業を自動化できるのか。どのようなシステムを入れたら、できるようになるのか。そもそも、なぜ、この状態から脱却できないのか。業務毎の課題を洗い出し、新しい将来像、新しい業務体制を描いて欲しい、というのがお客様からのリクエストであり、期待です。
Q.お客様は、なぜIBMを選んでくださったのでしょうか?
業務の知識や、業務改善のナレッジがあることにプラスして、実際にシステムを導入できる。この点が評価されました。また、この2つが揃っているだけではなく、大手のお客様の勘定系システムを導入してきた実績に対する信頼感も大きかったです。
Q.現在関わっている仕事のやりがいを教えてください。
会計の領域の仕事を20年近くやってきましたが、ここまで決算業務の1つ1つのタスクをつぶさに整理し、現状を分析し、課題を洗い出し、業務改善の絵を描くという経験はありませんでした。決算業務の内情を知ることができ、決算業務をやられている方々が日々どのようなことにご苦労されているのかの理解が深まりました。現在、自動化の余地がどこにあるかを検討するフェーズを迎えています。実現に繋がり、決算業務が楽になるだけではなく、効率化することで体制を見直し、今まで決算業務に関わって来られた方々をさらに上のスキルに引き上げるところまで実現できたら。そこを目指すことに、やりがいを感じています。
Q.ご自身の転職の決断を、どのように評価していますか?
キャリア選択に於いて重視してきたこと3つを、現在のプロジェクトを通じて実現できています。転職をし、IBMに入社して良かったなと思っています。
Q.IBMに入社し、驚いたことはありますか?
2つあります。1つは、ルールがしっかりしている点です。案件の「go/no goの判断ルール」がしっかりと整備されていて、かつ、判断する体制が整っていることに驚きました。歴史が長く、大きな案件を扱っているが故に、こういった点がしっかりしているのだと感じました。
もう1つが、縦横の繋がりです。例えば、プロフェッショナルと話をしようと思った時に、すぐに人が見つかります。会社の大きさや、スペシャリストの人数の違いがあるのかもしれませんが、ここまで迅速に有識者とコンタクトが出来るのは、なかなかないことかもしれません。縦横に色々なスペシャリストがいて、すぐに出てくるのは、IBMの強いところだと私は思います。
Q.他に何か気づいたことがあれば、教えてください。
ミーティングに出て直感的に感じたのは、女性リーダーの多さです。リーダーだけではなく、家庭と両立しながら仕事をされている方が大変多く、ダイバーシティーへの取り組みや、文化、これまでやってきたことの違いがすごくあるのだろうと感じています。今までは家庭を持ちながらキャリアを築いていくのは難しいのかもしれないと思っていたのですが、IBMではそれを実現されている方が大勢います。周囲がそういった方々を支え、理解し、やっていこうとする体制が大事なのだと思います。私もプロジェクトのメンバーの状況を把握した上で、適切な仕事の割り振りをするよう心掛けています。
Q. IBMでのキャリアを通じて成し遂げたいことを教えてください。
お客様の課題の解決に向けて貢献し、一緒に汗をかいてやっていきたいと思っています。現場、業務、システムの導入には、色々なバリエーションがありますし、お客様の業界も多様です。業界や業務システムのナレッジをつけていき、色々なプロジェクトを経験していくことで、自分のナレッジやスキルをもっともっと高めていきたいと思います。それが、自分のやりたいことに繋がり、そしてどんどんビジネスを大きくしていくことにも繋がっていくのだと思います。そういった点に貢献していきたいと思います。
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