社員が語る「キャリアとIBM」
不安を乗り越え、IJDSでキャリアを歩む
2024年03月14日
カテゴリー 社員が語る「キャリアとIBM」
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社員が語る「キャリアとIBM」では、社員のキャリアや仕事内容をインタビュー形式でご紹介します。今回は、日本アイ・ビー・エムデジタルサービス(IJDS)のITスペシャリスト、Y.S.さんのインタビューをお届けします。
Q.現在の所属部署と入社時期を教えてください。
IJDSの金融事業部に所属しています。2020年12月に、IJDSの前身の会社に中途で入社しました。職種はITスペシャリストです。
Q.これまでのキャリアを教えてください。
IJDSは、3社目の会社です。大学を卒業した後に、新卒で地元のソフトハウスに入社し、エンジニアとしてシステム開発の経験を積みました。結婚を機に引越しをし、そのタイミングで転職をしました。それが前職の会社です。前職では、1社目と同じく、エンジニアとしてシステム開発を行ってきました。
Q.なぜ、2度目の転職を考えたのですか?
前職は、規模的に100人から200人ぐらいの会社でした。開発案件の規模が比較的小さく、様々な業界のお客様のシステムを、半年から1年くらいで作り終えるケースが大半でした。お客様の業界知識を習得してシステムを開発し、納めてきたのですが、納めた後は別の業界のプロジェクトに関わることが多く、せっかく身に付けた業界のノウハウを、一時的にしか使えませんでした。もっと大きな規模の開発案件に携わりたい、身につけたノウハウをさらに活かせるような仕事がしたいと思い、転職を考えました。
Q.どのようなシステムを開発してきたのですか?
例えば、受発注システム、販売管理システム、契約管理システム、勤怠システムや、パッケージ製品のカスタマイズ等々、様々なシステムを作ってきました。大体5人で1年くらいかけて行う規模感が多かったです。
Q.IJDSとの出会いを教えてください。
転職サイトを通じて、スカウトのメールをいただいたのがきっかけです。それまで経験していた2社は、いずれも地元では名の知れた企業でしたが、決して全国区ではありませんでした。スカウトメールにIBMグループと書かれており、まずそのネームバリューに惹かれ、話を聞いてみようと思いました。
Q.なぜ、IJDSを選んだのですか?
大規模なシステム開発に携わりたいというのが、転職を考えたきっかけです。話を聞くと、金融システムの共同化の推進や、そのシステムの運用保守を長くやっていることを知り、マッチしていると感じました。1度目の転職より、2度目の転職の方が不安は大きかったですが、やってみようと思いました。
Q.2度目の転職の方が、不安が大きかったのですか?
はい、大きかったです。年齢と、それまでやってきたことが通用するのかという点と、業界の知識が乏しい中でやっていけるのかという思いがあり、1度目の転職よりも今回の転職の方が不安は大きかったです。
Q.年齢ですか。
「エンジニア35歳定年説」と聞いたことがあります。2度目の転職を考えたのが、39歳の時でした。今となってはあまり気にする必要がなかったのですが、40近い年齢での転職というのが少し気になっていました。
Q.それだけ不安があると、一般的には、立ち止まりそうです。
確かに不安はあったのですが、30代最後だし、やってみようと思いました。やる後悔よりも、やらない後悔が大きいという思いで踏み切りました。もし、私と同じように、新しいキャリアに対して何か不安を感じている方がいたら、伝えたい言葉です。
Q.現在の仕事内容、役割マップ*を見ながら解説ください。
*役割マップ
=「社員が何を行なっているのか」「誰と仕事をしているのか」「期待の大きさ」を視覚化したもの
私の所属する金融事業部は、金融業務に関するアプリケーション構築、保守サービス、金融システムの基盤構築、運用サービスを行う組織です。
現在私は、銀行のお客様の、Web APIの開発を担当しています。銀行が保有するお客様の口座情報などを外部アプリケーションから照会、更新できるようにするためのシステムの開発です。
Q.お客様が、どのような課題感を持たれているか、教えてください。
如何に高い信頼性を備えた堅牢なシステムを実現するか、如何にITコストを削減しつつ、システムの高度化と新規領域の開拓を進めていくかという点に課題を感じておられます。
Q.お客様からIJDSが期待されていることを教えてください。
先ほどお伝えした大変難しい取り組みに対して、どう最適解を導き出すのかが、IJDS、IBMに期待されていることで、その中でもより重要視されているのは、システムの安定稼働だと思います。
Q.安定稼働をお客様にお届けする上での、IJDSの強みを教えてください。
これまでに蓄積された業務ノウハウと、有識者の存在だと思います。
Q.詳しく教えてください。
各金融業務に於ける高度な専門知識が必要となります。また、システム規模が大きく、構築、保守にあたり、密な業務間連携が必要です。品質確保のためのチェック項目やレビュー体制、休日夜間問わず連続した安定稼働のための運用保守体制も必要となります。これらの業務ノウハウ、各業務における有識者、運用保守体制を保持していることがIJDSの強みだと思います。
Q.仕事のやりがいは、転職により変化しましたか?
共通する部分と、変わった点があります。
システム開発の仕事で一番やりがいを感じるのは、お客様から喜びの声をいただいた時です。これは、1社目も、2社目も、IJDSでも変わりはありません。変わったのは、自分たちが作った金融システムが、社会の至るところで使われている点です。近所のコンビニのATMでも使われていますし、ネットを開けば私たちが開発したシステムが裏で動いているのを感じることができます。金融システム自体が、経済の根幹を担い、生活に根ざしている中で、そのシステムの開発に従事していること自体に、やりがいを感じています。これがそれまでと変わった点です。
Q.入社前に感じていた不安、その後を教えてください。
年齢的なところは、あまり気になりませんでした。スキル的には、JavaメインでWebシステムの開発をやってきた経験を活かせる業務にアサインしてもらいましたので、自分の経験が大いに活きていると思います。業界知識が乏しい点に関しては、汎用的な業務を担当しているため、現段階では、それほど気になっていません。ですが、より良いサービスをお客様に提供するために、今後、知識の幅を広げていきたいと思っています。
Q.それ以外に、入社前に抱いていたイメージが変化した点はありますか?
グループ会社なので、IBMとはあまり関わりがないと思っていましたが、そうではありませんでした。研修や、実際の仕事でも一緒になることがあり、「グループ会社なので自社に閉じている」と思っていたのは間違いでした。また、研修の幅は、今まで経験してきた会社にはないものでした。
Q.研修の幅ですか。
自分が今学びたいと思った内容は、探せば出てきますし、自席で手軽に幅広い技術を知りたい、学びたいと思った時に、それができる環境は、凄いなと思います。
Q.どのような方に、IJDSのキャリアをお勧めしたいですか?
IJDSには複数の事業部があり、担当がそれぞれ異なります。私の所属する金融事業部であれば、金融業界の知識を既にお持ちで活かしたい方、大規模システム開発に携わりたい方、社会に大きな影響を持つ業界で働きたい方にお勧めしたいです。
Q. IJDSでのキャリアを通じて成し遂げたいことを教えてください。
今後、金融システムのDX化が進み、ますますクラウドや、AIといった技術が取り入れられていくと思います。開発者として更なるスキルアップを図り、重要なインフラである金融システムに携わっていき、社会の役に立つような仕事をしていきたいと思います。
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